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2年目

今の会社に入って1年が経ちました。「新卒」や「20卒」よりも「2年目」という言葉の方がしっくり。

改めて、毎日のように頭がしびれるほど考えて、自分が思うことをすぐに行動に移せる環境にいることに本当に感謝しています。

この充実した環境は、1年前の私に自慢したいこと。自分でも想像できないところにまで引っ張り上げてもらっています。

いつか読み返すと思うので、今思うことを残しておこうと思います。

1. 忙しくいられることに感謝しよう
日頃見かけるニュースの他に、自社のメディアでもスタートアップのレイオフや投資減額に関するニュースを取り扱っていることもあり、コロナ禍が世界にいかに大きなインパクトをもたらしているかを節々で感じます。

経営者である父の話を聞いていても、コロナの影響はまさに甚大だなと。父は、「0に戻ってまたやる。今は落ちるところまで落ちているから、あとは上がるだけ。」と話すのでつくづくかっこいいのですが、それでもかなり大変なことはわかります。

そんな状況でも、毎日忙しくさせてもらっていることは本当にありがたいこと。「お仕事マシーン」なんて言われそうなんですけど、ずっと働いていることは全く苦ではなく、やりたいことを仕事にしているのは最高です。

かえって、本当に役に立ってますか?と常に自分を煽るようになりました。ビジネスっぽく言えば、自分を商材だとして、それに見合う価値を出せているのかを常に測っている感じです。やりたいことを仕事にしている分、言い訳は通用しない。

2. とはいえフレッシュな気持ちは忘れずに・素直であれ!
新卒ではないけれど、フレッシュさは忘れないでいたい。これは、素直さとも近いニュアンスです。

分からないとをそのままにしない。分からないなら「分からない」と言う。どこまで分かっていて、どこからが分からないのか。だから相手にはどうして欲しいのか、ここまでを理解する。

リモートワークを始めて、いかに素直でいるかが大切だと感じるようになりました。今までは対面ですぐに取れたコミュニケーションも、今ではひとつのタスク。

Slackをしないといけない、場合によっては、直接話す機会をセットしないといけない、というように。言ってみれば、コミュニケーションのタスク化とが起きていると感じます。

あえて「タスク」と書いていますが、このタスクを怠らないことが本当に大切。相手に無駄な想像力を働かせないために。

今になって、小さい頃泣いている時に母がよく言った「言わなきゃわかんないよ」が刺さります。

3. 自分は何者でもない
これもよく自分に言い聞かせているし、事あるごとに痛感していることです。自分には、何かできる気がする、というのは前を向くために必要だけど、それと同時に、何者でもないことを忘れてはいけない。

卑屈ではなく、謙虚でいたいから、極めてポジティブにこの認識を持つようにしています。何者でもないからこそ影響力を持つためには一層の努力をしないといけないし、目線を下げずにいたいと思います。

「同期」もいない環境です。「孤独」ではなく、「孤高」を目指すことにしました。

4. 直感は信じていい
「なりたい職業」みたいなものはいつからか消えて、こういう風に生きたい、こういう人になりたい、ともっと概念的な理想を持つようになっていました。

就活をやめ、これからどうしようかと漫然と考えていたときに舞い込んできた、またとない出会い。こういうことがあるから、直感の信憑性はどんどん上がるし、「運命」とか、「巡り合わせ」のようなものを信じてしまう。

5. デザインの価値を広める仕事
去年の4月ごろ、デザイン思考というものに出会いました。

調べるほどに気になって、教祖的な存在のIDEOのティム・ブラウンの本を読んでみた。いや、正確には読んだけど途中でやめてしまった、が正しいです。正直全然わからなかった。(おそらくあれは文字が詰まりすぎている本の装丁に難あり!)

それでもデザイン思考そのものへの探究心は深まるばかり。今の会社を知って、ブログの記事を読んだ。ものすごく感動した。

これが今までの経験をつなげて出せる最高の答えだと思った。デザイン思考と自分は、どう関わるのかは全く分からなかったけど、なんとかしてこれで食べていきたいと思った。

これまでの経験を糧に抱いた期待とは裏腹に、なんだか全てを否定された気持ちでいた自分を肯定してくれるかのようにさえ思えてしまった。

今、そんなデザインの価値を伝えていく仕事に就いていることは改めて本当にありがたくて嬉しいことです。噛み締めてまた頑張ろう。

最後にこんな写真を。

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Stanford d.school にて

いわばデザイン思考ネイティブの彼らも日頃から唱えているんだろうなと思わせる写真。そして、びっくりマークは剥がれかけ。ずっとここに貼られてるのかなあ。

ある意味、恩人レベルで感謝をしたいデザイン思考の総本山。そこに1年も経たずして来ることができた。今になってしみじみと嬉しくて涙が出増田。

まだまだ勉強中。Long way to go!