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ここでも、誕生日は特別だ

トップ画は、エチオピア的デコレーションケーキ。

手に入る食紅の都合なのか、大体この白地にピンクやブルーの配色だ。
ローカルカフェのショーケースでよくみかけるが、自分で買うサイズではない。


そんなケーキを私が食べられる機会は、大体誰かの誕生日会である。
近所の子供たちの「大きなお友達」枠を獲得した私は、時々彼女たちの誕生日会に呼ばれた。

世話をするご両親以外皆子供の空間に、ぽつんといる私。大層気まずい。まぁ子供は嬉しそうだからいいはずなのだけど。

エチオピアでも誕生日はなかなか盛大に祝われることに驚いた。風船やリボンをふんだんに使って飾り付けをし、POPをつくり、BGMをかけ、大量のお菓子を用意し、主役の女の子達はとびきりのおめかしをする。
男の子の誕生日には呼ばれたことがないのでよくわからないんだけど、彼らは10人に9人の割合で特別な日も普段着である。男の子たちの扱いよ…。

皆でお菓子を食べて、主役の子にプレゼントらしきお菓子を渡して、写真を撮って。
歌だってちゃんと歌う。かの有名なバースデーソングなのかどうかは、節が微妙に違うのと子供たちがみんな曖昧にふーんわり歌うので判断がつかなかった。

ろうそくの火を吹き消したら、ケーキの時間。中は全部スポンジ。間にシロップ?を染み込ませているのか、大抵の場合しっとりというより汁気に近い感触がある。
ほうほう、こんなお味なのね。


こうして思い返してみると、私が住んでいた地域は多分そこそこの収入がある人たちが住むとこだったんだろう。
恐らく誕生日「会」は、まだ皆に起こるイベントじゃない。
それでも私の見る限り、エチオピアでも誕生日は特別だった。


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