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政治家が観光旅行だと叩かれるようなことを会社の偉い人間がやっても誰も何も言いません

政治家がフランスやシンガポールへの研修だか、視察だかで行って観光みたいなことをしたとして叩かれていたが、会社ではそんなことは日常茶飯事に行われているし、それについて誰も何も言いません。
まぁ正確には、多くのまともな社員は快くは思っていませんね。
休憩時間の給湯室や、業後の居酒屋では、
「今日のなんちゃら会議にわざわざ、ほにゃららさん来てたけどさ、正直必要?」
「こんな会議ならさ、ネットミーティングでいいんじゃねーの」
「まぁ、仕事してる感っていうか、自分勝手に仕事やってる感出すために来てるんじゃねーの」
「政治家が叩かれている観光旅行なんじゃねーの」
みたいなネタになっています。
政治家みたいにテレビで取り上げられることもないし、週刊誌に取り上げられることもありません。
株主総会で指摘されることも、もちろんありませんから、一般社員の酒の肴になるくらいです。
新型コロナウイルス対応も無くなってきているので、最近では海外視察なのか何なのか、海外へ行く偉い人らが多くなってきていますね。
どうしても行かないといけないものもあるでしょうけど、政治家だったら確実に叩かれそうな感じのことをやっているように見えますね。
そう言えば、かなり前、リーマンショックの前くらいかな、
海外の展示会かなんかの視察に団体さんで行ってたのを指摘したお偉いさんがいた。行くことの効果、必要な人数を明確にして、遊びにならないようにせよとのことだったかと記憶しています。そのお達しの後は、海外視察は相当の負担の責任を課せられることになって、行きたがる人間は少なくなったような気がします。今思えば、そのお偉いさんは結構まともなことを言っていたなと思いますけど、喉元過ぎれば熱さ忘れるかのごとく、なんのための海外出張?と思うようなことで忙しくしているお偉いさんが最近では結構目につきますね。そんなお偉いさんにべったりくっついて自分も一緒に行っちゃう輩も結構いるように感じますから、水戸黄門などの時代劇に出てくる悪代官と越後屋の構図は昔から変わらないのだなと実感します。やっている当人たちは悪代官でも越後屋でもないと思っているのかもしれませんけどね、側から見るとテレビの悪代官と越後屋そのまま、スーツを着ている違いくらいしかありませんね。
「越後屋、お主も悪よのう〜」
「いえいえお代官様には及びませぬ〜」
みないなワル〜い顔をして楽しそうにゴルフや旅行の話を楽しそうにしているのがウケますね。
残念ながら白いブラック企業には、水戸黄門も遠山の金さんも大岡越前もいないので、悪代官と越後屋は好き放題にやっています。
いつも苦しむのは一般庶民ばかりです。

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