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何事も妥協は良くないと実感した、マチュピチュ撮影話。

こんにちは。
2022年から仕事を辞めて全財産を使って世界○周中のあおいです。現在、南米のペルーから執筆しております。

ついにやってきましたマチュピチュ!!!
今回、予想外の出来事で、インスタやツイッターに書くには長いと思い、珍しくnoteに書くことにしました。これからはnoteにも今まであった出来事等、書いていく予定なのでよければフォローよろしくお願いします!また、他SNSでは色んな海外情報等を載せているので興味ある方は見にきて下さると嬉しいです。ちなみにインスタやTikTokでは現地からライブ配信することもあるのでぜひ。

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実は、今年の1月にも南米入りしたものの、ペルーは死者が出るほどのデモでマチュピチュも封鎖。ペルーに入るのは危険だと思い、その際はコロンビアとボリビアだけ行くことに。ウユニ塩湖の撮影に2週間弱の時間をかけ、たっぷり撮影滞在することができた。

ウユニ塩湖での一枚
(自撮りです)

マチュピチュにその時に行かなくて良かったと今では思う。なぜならその時期は雨季だから。雨季のマチュピチュでは、毎日のように雨が降るとネットにも書いてあった。しかし世界一周する人は大体その雨季の時期に南米に入る。理由はウユニ塩湖の鏡張りの景色が見たいから。なのでマチュピチュは雨が降る確率が上がるし、いい景色が見れる確率も減る。そして雨が降っているマチュピチュはまあまあ滑ると聞いたので、少し危険。私はカメラを持っているので、正直雨の中のマチュピチュは行きたくない。実は、マチュピチュは持ち込みの荷物を制限しており、傘は禁止。他にも禁止している物はたくさんあるので気になる方は調べてほしい。トータルで見て、乾季の時期にマチュピチュに来るのは正解だった。

今回私はアメリカでロードトリップしてからペルーの首都リマに向かった。リマで5日間ほど生活をし、そこから飛行機でクスコに向かった。バス移動の方が安いが、22時間もバスに乗るのは嫌だったので飛行機。リマは標高0m、クスコは標高3500m。急に標高が高い場所に降り立ったのだが、高山病になることはなかった。標高3500mといえば、富士山の山頂付近。もしかしたら、2月にボリビアに1ヶ月ほど滞在した際の標高が3500m〜4000mだったので、標高耐性が残っているのかもしれない。仮にそれだとしたら凄いありがたい。

ということで標高3500mのクスコで10日間生活をし、天気を見つつマチュピチュに向かった。早朝3時に宿を出て、オリャンタイタンボという駅までバス。そしてそこから列車でマチュピチュに移動。移動時間はトータルでクスコから約5時間ぐらい。私的に一番辛かったのは、移動の際に荷物が5キロまでしか持ち込めないこと。カメラ機材一式だけで10キロほどある私にとって、重量を削ることは至難の業。リュック一つで世界一周〜みたいな人が羨ましい。私には100%無理だ。

そして実は私、マチュピチュの入場チケットを持っていない。ペルーに到着してから調べたところ、1ヶ月以上先までチケットは完売していた。私が聞いた情報(1ヶ月前の情報)によると、マチュピチュのチケットは当日もあり、当日8時までに行けばチケットはできるとのこと。

私はその情報を聞いてあわよくば日帰り、もしくは1泊2日の予定でマチュピチュ村に来た。帰りの電車のチケットも取っていたし、宿も1泊しか取っていなかった。しかしその情報はもう古かった。そしてチケットをゲットする方法も全然違った。1ヶ月前の情報が役に立たない。

早朝にマチュピチュ村に到着し、ゲットしたのは「明後日の入場チケットをゲットできる権利」のみ。今日でもなく明日でもなく明後日なのだ。ちなみにその権利をゲットするには警察署に行き、長蛇の列に並び、パスポートのコピーを提出する必要がある。そんなことネットには一切載っていないし、色んな意味で予想外。ちなみにここまで全てスペイン語。大変だ。

これがチケットをゲットできる権利

実は今回天気予報を見てきたのだが、今日と明日は晴れ。明後日以降はずっと雨予報。なので、今日明日しかないと思い、急遽前日に電車を予約してマチュピチュ村に来た。

全てが誤算だった。
しかし、現地で1つ情報を手に入れた。「明日朝5時に広場に行けばその日のチケットがゲットできる」と。正直その話は半信半疑だったが、とりあえず翌日早起きし広場に向かった。そこには200人ほど人がいた。

9割の人が「今日の入場チケットをゲットできる権利」を持っている。私は明日のチケットの権利しかない。5時というのはやはり間違っていた。なぜ半信半疑だったかというと、インフォメーションの人は「明日8時ぐらいに広場に来たらいいよ」と言っていたから。5時と教えてくれたのは現地で出会ったインド人だった。うん。

今日の権利を持っている人たちの名前が次々と呼ばれていく。その権利にはグループ分けがされておられ、グループは1〜35ぐらいまでありそうだった。1グループにつき20人ぐらいかなという感じ。待つこと約3時間、今日の分の権利を持っている人の呼び出しが終わったようだ。そこから翌日の権利を持った人がグループごとに呼ばれていく。私のグループは9時にはチケットがゲットできそうな感じだった。

しかし、私が欲しかったチケットは途中で完売。実はマチュピチュの入場チケットは5種類もあるのだ。他のチケットはまだあるが、私は良い景色を撮影する為、妥協をしたくなかったのでチケットは買わずにその場を後にした。とりあえず電車の予約を変更し、宿にもう1泊すると伝え、翌日に望みをかけることにした。流れはなんとなく分かったのでおそらく明日にはチケットはゲットできるだろう。ちなみに、電車のチケット変更と宿代で追加で1万円が飛んだ。マチュピチュ村まで往復で2万円、マチュピチュのチケットは約6,000円、宿代や食費も含めるとまあまあの出費。予算がオーバーすぎるけどしょうがない。いい写真を撮るにはお金がかかる。

2日連続の早起きの疲れと寒さで体が疲労困憊なので、宿に帰って爆睡。宿のシャワーは冷水しかでず、風呂場の窓は割れており10℃の外気が入ってくる。冷水だけならまだしも、シャワーなんて浴びれたもんじゃない。(頭までしっかり洗いました)快適なクスコの家に帰りたくなった。

普通の観光客ならその日行けるなら…と妥協するだろう。ちなみにあのインド人は売れ残ったチケットをゲットしたようだ。でもそのチケットでは最大級の景色は見れない。私に妥協という文字はない。撮影に命をかけているからだ。

マチュピチュ村3日目。3日間連続の早起きなのに、マチュピチュ村は毎日深夜3時ぐらいまでうるさい。というか、ペルー自体がうるさい。どこに泊まっても外から音楽が聞こえてくる。ペルーは全体的に好きな方だが、これだけは無理かも。パリピじゃないので辛い。

そして早朝4時、またしても広場に向かう。そして待つこと2時間。やっと私が求めているマチュピチュのチケットがゲットできた。ゲットできて嬉しいという感情より、早くクスコに帰れる嬉しいという感情の方がデカかった気がする。早く帰って引きこもりたい。

ということでマチュピチュに向かう。しかし今日の天気予報は激悪。やはり4日前の天気予報は正確だった。カメラが壊れないように雨対策をしてマチュピチュに向かった。マチュピチュ村は標高が2040mほどでそこからバスもしくは徒歩でマチュピチュ入口まで上がる。マチュピチュの標高は2500m。この間でも高山病を起こす人がいるそうだ。ちなみに私は何も問題なしだった。

マチュピチュに到着し入り口でチケットとパスポートを見せ、約15分ほど登るとその先にまさかの光景が。

奥にマチュピチュが見えるはずなのだが見えない

霧で何も見えない。マチュピチュ自体一切見えない。でもこんなことで私は怯むわけがない。アンコールワットの方が酷かった。アンコールワットの話はまた今度noteに書こうと思う。

とりあえず晴れるまで待つ。他の人たちは諦めてビューポイントから離れていく。気温は5℃。標高も高く、霧の影響でめちゃくちゃ寒い。そりゃ諦めるよね。

待つこと数時間、霧が徐々に晴れてきて、この写真を撮ることができた。

妥協したチケットを買わず、天気予報が雨の中諦めずに待った結果。満足いく写真を撮影することができた。やはり妥協は良くないと再度実感した。

そこからは晴天で半袖になるぐらい暑くなり、最後まで雨が降ることもなく、最高の景色の中マチュピチュを散策。正直なところ、雲がない青空より雲がある方が撮り甲斐があるので、色々あったが結果今日で良かったのだと思う。今回の一連の流れには理由があったようだ。

そして帰りの電車では、ブラジルに住んでいる韓国人、アメリカに住んでるペルーとエクアドルの家族、リマに住んでるペルー人と仲良くなり、連絡先を交換した。ブラジルに住んでる韓国人の子とは、来年年明けにブラジル方面にも行くので会おうと約束した。この出会いも妥協していたら出会わなかったであろう。

何事も妥協はしないと再度認識したマチュピチュ撮影旅でした。やりたいことは全てやる。やりたくないことはやらない。引きこもるときは引きこもる。こんな私ですが、今後ともよろしくお願い致します。

長々と読んで頂きありがとうございました。

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