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夜露

   夜露


夜露に濡れた月を、佇んで眺めている。
小枝を拾い、

砂にその月の輪郭を絵描いて、
小枝を濡らして、

その輪郭をもう一度なぞる。
陰影をつけていると、その動作が、

手招きに見えたようで、
おばけがやってくる。僕は

「今晩は」
と会釈をするために立ち上がると、

「これが今まで投稿した
君の全部の作品です」と広げました。

「どこが良くなかったか、
これから添削しようと思う」

とおばけが言うと、僕は今まで,
詩を習ったりしたことが無く、

一人きりで作っていたので、
「ぜひお願いします」と言って、

もう一本木の枝を拾いに行く。


良い文章を作れるように、 作るために、 大切に使わせて頂きたいと思います。