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つくし

   つくし


時計が鳴る前に止めて、
僕は起きてすぐにごはんを食べ

学校に着いて、
放送委員の同級生に会うと、

「何かあなたに賞を上げたいんだ」
と言いました。

同級生は、
「いいよいいよ何も要らないよ。

でもそのように言われてみると、
聴いて頂きたい歌があるなあ」

と言いました。
けれど僕たちだけで

使うわけにはいかないのです。
「何々先生お電話です」

「お弁当や
パンの販売が始まりました」など、

いろいろ毎日、
放送することがあるからです。

それじゃあ夜でとも言えません。
僕はそれから

必ず良い案があるとはずだと
考えました。

「ご近所さんの
夕食時間の賑やかなときに、

そおっと
つくしぐらいの音量します」

と校長先生や近隣の方々、
みんなにお願いしますと、

「構わない構わない。
私も参加したいな」

とみんな仰って下さいました。
僕はその日、

校庭に敷物を置いて座り
時刻を待ちました。

暗くなり始めると、
みんなも、

面白い放送して下さっている
委員の方々に感謝をしていたので、

寝そべったり横になったり体育座り、
ふざけあったりしながら、

楽しみに待っているのが
振り返ると夕日の中見えました。

だから放送委員の方々は、
その時刻になる前に、

「ねえこれなら、
いつも通り放送した方が

良いんじゃないかな。
何だかそわそわするよ」と思いました。

良い文章を作れるように、 作るために、 大切に使わせて頂きたいと思います。