書きかけだったもの

どうでも良いが一週間ほど前に怖い目にあった。でも、自分の力不足が原因だと分かっているし、次回は上手くやれると思う。ただ、怖かった。

二週間前からどうにも調子がおかしい。道を歩いているだけで涙がこぼれ、簡単なことで胸の奥が竦むような感覚がする。言葉がうまく使えない。声を出すことが怖くなる。それでも誤魔化し誤魔化し毎日過ごしていたのだけど。

その日は誤魔化し切れなかった。笑顔でいるのにボロボロと涙が出て、声が出なくて、言われていることの意味がわからなくなっていった。なんでこんなに滅茶苦茶になっているのか分からなかった。でも、この人に良い評価をもらわなくちゃならない。だからどんなことを言われても笑顔でなくちゃならない。笑って!笑って!笑って!笑って!

この文を書いている今も動機が止まらないし、打ち間違いがすごい、なんでこんな、なんでかなこんな滅茶苦茶

めまいがする。このまま家に帰れる気がしなくて、液晶を見て歩いていることを忘れようとしてる、波が去ると落ち着くはず、落ち着いてきたね、偉いね私

えーっと、なんだっけ、なんだっっけかいな

毎日、人に認めてもらうために忖度しなくちゃならない。裏の裏をかかなくちゃならない。自分をすごい人間に見せなくちゃならない。相手の話を常に疑わなくちゃならない。優しく近づいてくる人間が自分を評価し値踏みしている。自分の命が相手の手に乗っている感覚がずっとしている。

飛行機にずっと乗っていると降りたあとも乱気流のふわりふわりとした感覚が残る、あれによく似ていて、どんな人と話していても乱気流が足をふわりふわり浮かせていて落ち着かない。一瞬幸せを感じて地に足がついた感覚があっても、長続きしない。

このことについて、自分の調子が悪いのは自分に原因があって、解決策を出さねばならないと思っているのに、考えようとすると支離滅裂な単語の羅列になるし、そうなる自分も怖くて、えっと、

みんなが普通にできていることが普通にできないとこの世では結構しんどいことになる。私は平均的な出来だし、読み書き計算も日常生活では問題ない。

昨日はここまで書いて家に着いたので、寝た。

これも下書きに置いたままだったもの。

スーツを着ていたあの日々、私は確実に大丈夫じゃなかったな…

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