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死産した日の記録

17w5dで死産したときに、iPhoneに残したメモ。
ワードに統一感無いしぐちゃぐちゃだけど、そのまま載せる。

自分の気持ちの整理と、もし同じようなことがあった人へ、私の気持ちの整理方法が参考になれば。


以下、死産までの詳細なので、見たくない人はお戻りください。

2022/07/21
17w5d
172g
20cm



7/19
茶色いおりものがある

7/20 0:00
腹痛で起きる、トイレに行くと鮮血
1時間ほど様子を見て、出血が止まらないため病院に電話

すぐに来てということで、病院へ

内診してもらい、ウテメリン処方され翌日朝にまた来てと言われる

7/20 9:00
診てもらったが、胎盤が子宮口に少し乗っているため出血しやすいとのこと
安静にするため2週間安静の診断書をだしてもらう

7/20 23:00
腹痛で起きる トイレを繰り返す
23:30 腹痛の頻度が増える
24:00 3分ごとに痛くなる、なんとなく便意がある、痛みが激痛になる

7/21 0:12
病院に電話、すぐに来てとのことで夫を起こして娘と向かう
とにかくお腹が痛くて、陣痛だとわかる
娘が泣いて、私はハアハアでエアコン風が鬱陶しくて夫は焦っていて
とにかくカオス

車で数回陣痛がきて、産院到着

チャイムをならして、しばらくして看護師がくる、痛みのせいでかなり遅く感じた

内診で陣痛が来てると知らされる
やっぱりダメか、という気持ちと、今朝も元気なエコー見たからなんとかなるのでは、という気持ち

先生から、もう少し頑張るか、もう産んでしまうか。21週を超えないと産まれても生きられない。と言われる

あと4週間待つのは無理なんだなと悟る
でも「頑張りたい。どうにかなりますか」とつたえるが、うーん、、と。今は決められないよね、ご主人は?という感じで返される
自分でもダメなのはなんとなくわかってる

痛みがどんどん強くなって、車いすにのって二階へ。途中夫と娘に入口で会えた
二人の顔をみると感情が溢れ出して泣きながら「ダメだった」と伝えた。
「うん。うん。」と泣きそうな顔で手を握ってくれた。
娘は「ままー!ままー!」と泣いている。

とにかく痛みが強くて、二階へ
車椅子の揺れがキツい

分娩台にのり、何度かの陣痛のいきみのがし。
すごく辛い。産んでも、死産。
「もう産んでいい?」と何度も何度も助産師さんに言うが、「まだ。綺麗に産んであげよう?」と。これを繰り返す。
助産師さんの腕を握りしめて、爪が伸び伸びだったから「ママ、爪が痛いからこっち持ってね」って手すり捕まる
何回も産褥パット取り替えでおしりあげてー!と言われるが、むり!と返す、が、上げる。

「息は吸わずに吐いて」
「目は開けて」
何度もいきんでしまって、その度に言われる

もう産んでしまいたい。股が裂けてもいいし、なんでもいい

やっと分娩台が上がった。
破水させるねー。と言われ、股から暖かい水がどくどくと流れ出す

先生がきた。手袋をはめている

やっと産める、と思った。

次の痛みの波が来て、はぁはぁ呼吸している
股からまた暖かいものがどくどくと流れ出た


「産まれたよーまま頑張ったから綺麗な赤ちゃんだよ」


ああ、終わったんだ。と思った。
夫が来て、ごめんねと言われる。何で謝るのかわからなかった。

あまり記憶がないけど、面会しようとなって、赤ちゃんを連れてきてもらう。

すごい!と思った
こんなににんげんになってたのか。

胸も動くし、体も動いた。夫と、生きてる!と言ったけど、助産師さんからは痙攣だね、と言われた。
でも本当に生きていた。
一生懸命、ママとパパのためだけに。

ごめんねと何度も言った
ありがとうと、何度も言った

鼻が高くて、綺麗な顔をしていた。
涙が止まらない。ちゃんと産んであげたかった。
身体が冷たくて、暖かくしてあげて欲しかった。

でもみんなが可愛い可愛いといってくれて、あぁそうか、あなたを産んだことはおめでたいことなのか、と当たり前だけど思えた。

そのあと、私の体チェックの間に凌は荷物を取りに一旦戻る。

わたしのとなりの赤ちゃん。
トレイのまま腕の中に包んだ。うたを歌った。
この広い野原いっぱい
一番好きな歌。レイにも一番にこの歌を歌った。
心臓も動いてたから、聞こえているはず。

私もクタクタで、少し休んだ。
もう一度赤ちゃんを見ると、口があいて、胸も動いていなかった

夫ももどってきて、しばらくしてから部屋へ。遠かった。

部屋で、涙が止まらなかった。ごめんね。なんでこんなことに。
全然眠れなかった

でも30分くらい、気づいたら寝てた
起きたら隣に赤ちゃんがいて、すごくすごく可愛かった
ああ、ここまで育ってくれて、産まれてきてくれて、ありがとう。今度はそう思えた
もう大好きになってしまった

でも、すぐにさよならしないといけない
その悲しさで今度は涙が止まらなかった

なんて複雑なんだろうと思った

時間が過ぎなくて、早く朝ごはんが来てほしいと思った
次のことをしないと、つらくて悲しくて。

朝ごはんを食べて、看護師さんがきて色々火葬の話をしてくれた
棺に何を入れようか。ママのにおいがついているもの。
ベイスターズのティシャツ、、、

お腹にいるときに観に行ったし、そうすることにした。

あとは素敵な3人組の絵本。

夫がお花や喪服を買いに出てくれた。
私はお昼ご飯を食べて、睡眠薬をもらったので、飲んで3時間ほど寝た。

起きて、赤ちゃん抱っこして太陽を見せた
また歌を歌った

助産師さんがきた。
可愛いねって。ママのお腹の中の幸せな記憶もいっぱいあるからね。
そう言ってくれた。

赤ちゃんは私のお腹の中でも、産まれてからの数時間も、その後の数日も、幸せだったと思う。
この子は人生を全うしたんだ。
寿命の限り、生きようと動いていた。

夫と3人でゆっくり話した時間は、すごく幸せだと思った。

絶対、もう1人産む。そう決めた。諦めない。
丈くんが頑張ってくれたから、ママはまた頑張ります。


産まれてきてくれてありがとう。
ママを選んでくれてありがとう。
早く産み過ぎちゃってごめんね。
大好きだよ。愛してるよ。
ずっと一緒だからね。

かわいいかわいい丈くん。

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