私は、１０年以上前に京都の着付け教室激戦区「西陣」で着付け教室を開業しました。
 
教室のコンセプトは「着物とビジネスで自信を纏う」です。
自信とは、「ある」「ない」で分けられるものではなく、「一つ」「二つ」と増やしていくものだと考えています。
実際に私は、「着物を着ること」で一つ目の自信を、「講師業をすること」で二つ目の自信を増やすことができました。
 
独身時代にＩＴ関連の仕事に従事していた私は、専業主婦をしていた６年の間のＩＴの進化についていけず、もう社会復帰はできないと諦めていました。
そんな私が社会復帰を志したきっかけは、娘の幼稚園の先生から着付けを教えてほしいと頼まれ、着付け講師を始めたことです。
着付け講師を始めてからは、「着物を着ていること」で周囲の人から覚えてもらえるようになり、「講師をすること」で受講生の人生に喜びを与えられ、総合的に自己価値感が上がり、自信を取り戻せました。
 
そういった経験から、現在は、現役着付け講師を続けながら、「教室講師のステージアップを叶える講師プロデューサー」として、
◎　売り込まなくても選ばれて愛され続ける「講師のプロデュース」
◎　必ずゴールに導く「コーチ・コンサルタントの育成」
◎　装いで存在感を放ち印象に残す「起業家対象の着付けレッスン」
を行っています。

▼　経験と学びを活かした教室経営　

 
「着物＝古い」というイメージを持たれている方は、着付け講師が、ビジネスコンサルをしていることに驚かれることもあるようですが、着付け講師も最新の学びを取り入れて、教室運営をしています。
 
加えて、私は、着付け講師をする前は、京セラ株式会社に足掛け１５年お世話になり、稲盛和夫氏から人生哲学を学びました。
経営管理という部署で経営のあり方を学び、システムエンジニアとして社内システムの構築やシステムコンサルタントとしてお客様の問題解決をする仕事に従事していました。
現在もその経験を活かしながら、講師のプロデュースをしています。
 
また、着付け講師をする上で「すべての受講生を必ずゴールに導く」という想いを持って、レッスンや講座をしており、そのために、コーチングスキルや心理学、脳科学、潜在意識なども学び活かしてきました。
 
　その成果もあり、ありがたいことに、開業当初から「３ヶ月以上先まで予約が取れない教室」となりました。
 

▼　リピート率９５％の秘訣

 
　満席の教室を運営するために最も重要なことは、「リピート率の高さ」です。
 
　すでに居室業をされている方ならお分かりかと思いますが、新規集客をすることは、相当のエネルギーや時間、コストなどがかかります。
　
　常に頭の中が新規集客のことで埋め尽くされてしまうようなことを避けるには、すでにご受講して下さった方からリピートしていただくこと。
　それこそが、教室運営の安泰と考えます。
 
とはいえ、「最初の一人目の受講生が来てくれないことには・・・」という声が聞こえてきそうです。
　本書では、それも踏まえて、最初の一人目の受講生にお申し込みいただくところから、その方にリピートしてもらう秘訣と、修了後も良い関係性を続けるために大切な次の５つのことについて、綴っています。
◎　応援される人柄
◎　選ばれる発信
◎　リピートされる仕組みと関係性
◎　必ず結果を出す指導力
◎　良い口コミを起こす秘訣