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泣きの道具と外観描写。20230202thu221

542文字・15min


昼間、イラストサイトを見ていた。
見ていたのは泣き顔だ。
みんなウマイ。
個人的に感心した絵は、
描写(泣き)がふりきれている絵。
絵それ自体に物語が凝縮されている絵。


それと、パターン(ステレオタイプ)に気づいた。
道具(紙)を使っていた。
言葉でいう「反語」だ。
笑顔で泣いて「悲しみの相乗効果」だ。
たしか、ワンピースでは、女子キャラが拳銃を自分の頭に突きつけ、笑って涙を流して
「ありがとう」
の一コマで決めた絵があった。
ああいう物語の「キメ」は印象に残る。


絵(写真)を使う
鏡を使用


笑おうとする
ピース。

あとは女子の道具で「ロングヘア」と「ハサミ」


これだけで悲しみが伝わる

これはみんな外観描写だ。
詩や小説では内観(心情描写、心の声)で読者に訴える物書きは多い。
が、読者に伝わるのは客観的な外観描写だ。
キャラの心情描写は読者の個々の感性(感情移入)に委ねられる。
だが、外観描写(客観描写)は読者はその描写表現の解釈を間違えようはない。



正岡子規も死の間際まで部屋にあるモノ、庭の風景、空の景色の外観描写をしていた。自分の血と寿命を庭の季節の花に喩えた。
イラストを見て、やはり感動が圧倒する絵の力。
イメージが押し寄せる画の強さ。
安易な言葉の説明より描写だ。勉強になった。









日記は一旦〆る。

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