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どこででも見られる花を、つかのま自分だけのものにするために俺はお金を払う

繭から生まれた言葉 3

神戸を舞台にした恋愛小説集『繭の中の街』からセレクトした言葉を、発売日までのカウントダウンがわりにお届けします。

どこにでもある花だと、去年まではこの美しい色に気づくことすらなかった。
どこででも見られる花を、つかのま自分だけのものにするため、俺はお金を払う。ずっと手の中に留めておけるものではないと分かっていても。

「つめたいふともも」ー繭の中の街


アーティストの森田晶子さんの幻想的な油絵、
神保町のアルビレアオさんの美しい装丁。
ずっと飾っておいていただきたい本になりました。

出会うこと、関係を作ること、そして喪うことまでも、
この世界でしか体験できないこと。
この小説が、怖れずにその体験に飛び込んでいく原動力になればと思います。

https://www.amazon.co.jp/%E7%B9%AD%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AE%E8%A1%97-%E5%AE%87%E9%87%8E-%E7%A2%A7/dp/4575247197/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dib=eyJ2IjoiMSJ9.R7sG3R3VzbVZ2xaeXMUqmQ.sHRqvLA6EyaO973Q5DjNNHsrtgY5Yb4WuxNh6uUiz9c&dib_tag=se&keywords=%E7%B9%AD%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AE%E8%A1%97&qid=1709627765&sr=8-1



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