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恋というものだけは、どうすれば手に入るのかわからなかった

繭から生まれた言葉 5

神戸を舞台にした恋愛小説集『繭の中の街』からセレクトした言葉を、発売日までのカウントダウンがわりにお届けします。

行きたい場所には、お金があれば行ける。お金は仕事をすればもらえる。なりたい職業があるなら、そのために勉強すればいい。そういうことは筋道立てて理解できるけれど、恋というものだけは、どうすれば手に入るのかはわからなかった。そういうものこそ、神様に願うものだと思ったのだ。

「秋の午後、神様と」ーー繭の中の街

アーティストの森田晶子さんの幻想的な油絵、
神保町のアルビレアオさんの美しい装丁。
ずっと飾っておいていただきたい本になりました。

3月21日。
今日から書店に並びはじめます。
関西の書店さんでは、作中の場所をマッピングした神戸マップやショートストーリーがもらえるお店もあります。

出会うこと、関係を作ること、そして喪うことまでも、
この世界でしか体験できないこと。
この小説が、怖れずにその体験に飛び込んでいく原動力になればと思います。

https://www.amazon.co.jp/%E7%B9%AD%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AE%E8%A1%97-%E5%AE%87%E9%87%8E-%E7%A2%A7/dp/4575247197/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dib=eyJ2IjoiMSJ9.R7sG3R3VzbVZ2xaeXMUqmQ.sHRqvLA6EyaO973Q5DjNNHsrtgY5Yb4WuxNh6uUiz9c&dib_tag=se&keywords=%E7%B9%AD%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AE%E8%A1%97&qid=1710828207&sr=8-1


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