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入居審査に思う、理想と現実の違い ①

私は不動産投資をして10年位になります。
徹底した市場調査や競争力の強化によって、幸い空室問題で困った事はありません。

このビジネスをしていると、入居審査と言うものがあります。

自分が入居者を募集した家に、お客様が入居したいと申し込んできた時に
提携している仲介会社が、お客様の第一審査を行います。

入居者の過去の信用調査をして問題が無ければ、保証会社の審査が通るので
そこで大家に最終確認の連絡が来ます。

ちなみに私はどちらかというと、差別や多様性の問題には左的な考えで
外国人であろうと、職業が不安定であろうと入居に関して
差別をしないという、考えを持っていました。

しかし、6年前にモンスター入居者が現れてから
私の考えは180度変わりました。

その人は外国人で工場勤務の方でした。

保証会社の審査も通っていた事も有り、特にリスクはないだろうと考えていました。

その後排水管の詰まりが発生して、私は入居者の方の所へ行く事になりました。

業者を呼んで現状調査をして、駐車場のコンクリート下に設置してある
配管が詰まっている事が分かりました。

修理にはコンクリートを剥がして、行わなくてはならず結構費用がかかります。

また調査した際に勾配が弱く、ポンプで排水管に排水を流す構造であるのに
排水のポンプが故障していて、交換の必要が有るという事でした。

その際に入居者の方とお会いした時の印象は
とても個性的な人たちだなぁ……と言うのが、正直な印象でした。

奥さんは金髪、旦那さんは茶髪の外国人で、私の周りにはいない属性のタイプの人達でした。

私は入居者の方に現状と修理の内容を説明して、納得してもらいました。

費用的には駐車場のコンクリートハツリと配管の新規設置、それにコンクリートの再施工で8万円程。
排水ポンプの交換で4万5千円程でした。

その後業者に修理してもらい、無事に排水問題は解決しました。

しかし入居後半年ほど過ぎた頃から、どうやら家賃の滞納が始まっているという話を聞きました。

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