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朝よまだ 来るなと歌う 恋蛙(こいかわず)

夏の盛りはもうすぐか。
田植えの終わった水田からは夜通しカエルの鳴き声が響きます。

それは夜空を覆うほどの愛の歌。

夜半を過ぎても多種多様なその鳴き声は響き
自らの務めを果たしているようです。


まだだ

朝はまだだ

誰よりも大きく、美しく


朝よまだ 来るなと歌う 恋蛙


青木公代


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