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大腸内視鏡検査 体験記

※3,000文字越えになります。長くてごめんなさい!!

8月末に「謎の腹痛に襲われた」と書いて以来、何も報告していなかったのですが…

やっと、大腸内視鏡検査を受けてきました。
(以下、カメラとか大腸カメラと言います)

当初は9月予定だったので、前処置が必要なこともありパート先に連休を希望していたのです。
が、一向に希望が通らない!!
(なんのために希望を聞いているのか…とモヤモヤした!!)
そこで、大腸の検査を受けたいので連休が欲しいと事情を説明して、やっと11月に検査予約が取れたという状態。

そんなこんなで、今回は大腸カメラを受けた報告です。
面白くもおかしくもありません。

女性の死因原因第1位の乳がんについで、大腸がんは2位となります。
おそらく、大腸カメラは羞恥心を伴うため抵抗を感じる女性がいまでも多いから、手遅れの状態で発見に至るのだと思います。
実際、友人の母はカメラを受けず、手の付けられない状態で大腸がんがわかりました。

そして私が検査を受けるきっかけになったのは、生理痛だと思っていたのに婦人科では異常なしと診断されたので、消化器系を疑ったからです。

そんな経験や経過もあり、多くの方に見てもらえたらと思いました!!

とはいえ検査する場所が場所なので、下の話なんて嫌よ、という方はこの記事をスルーしてくださいね。


◆前処置って何?

大腸カメラの検査は、検査予約日の2日前から始まっているんです。

腸をきれいにするためには、排便がないとダメ。
そのため、2日間にわたって下剤を服用するのです。
わたしは普段、下剤を飲みません。
翌朝どうなるんだろ!?という不安からパートは連休にしようと決めていたんです。

で、センノサイド2錠を服用した私。
どうなったかと言うと…
服用した2時間後には、トイレに駆け込んでいました。
突然お腹がキュルキュルしてきて、どうしようもない。
明日はどうなるの~~~~~~!!
こうやって、トイレとお友達になったのでした。

そして検査前日は、ラキソベロンを1本服用しました。

ラキソベロンは水薬。
6滴服用すると、前日に服用したセンノサイド1錠分です。
それを1本飲むんですよ。
ラキソベロンの1本は、センノサイドにしたら約30錠分。
もう苦行でしかない…

昔、「ラキソ1本飲んでもお通じないんよな」って言ってた先輩の腸、どうなってるねん!!

◆ニフレックって飲みにくい

誤解のないようにですが、ニフレックは大腸検査や治療のために飲みやすく改良されてきた腸を洗浄する薬になります。
初めて服用した あおき が感じたことを書き連ねていますので、ニフレックに罪はありません。
そこだけはご理解ください!!

総合病院に勤めていたころ、患者さんには「スポーツドリンクみたいな味がしますから」なんて言って渡していたニフレック。
前日寝る前に薬を溶かして、冷蔵庫へin。
「冷やして飲む方が口当たりがいいんですよ」なんて渡していたので、勝手に体が動いていました。

ラキソベロン服用したぶんは前日寝る前に出し切ってるから、これからはニフレックとの戦いになります。
ニフレックは、2Lを2時間で服用します。

初めて服用してわかったのですが。
…飲んでも飲んでもなくならない

硬水で作ったスポーツドリンクって、こんな口当たりかもな。
容器ごと振らないと、塩味が底に残って大変だ。
なんて、患者さんに伝えてなかったことも体感してわかりました。

そんなこと考えられていたのは、最初の30分くらい。
そのあとは、お友達のトイレと一緒です。

途中で排便状況を確認するため、クリニックからTELがありました。
「おしっこみたいなお通じが出てますか?」
って言われて、そうか、何かに似ていると思ったら尿なのか。

と妙に納得したりと、頭もお腹も忙しい時間を過ごしました。

◆いざ、病院!!

歩いて徒歩30分のクリニックに到着しました。
この距離を歩くの、久しぶりだな~と心地よい疲労感を感じつつ、
このあと検査じゃなけりゃ、もっと最高なのにと思ったり。

なぜ歩いてクリニックに向かったのかというと、検査は鎮静剤をかけて実施するため、運転を禁止しているのです。
うっかり運転して来院したほかの患者さんには、「お酒に酔って運転するようなものなので、控えていただきたいって説明しているんですよ」と、看護師さんが話していました。
もし今後、私が検査説明をする機会があれば、あの看護師さんの真似をしようと思ったくらい説明上手で、患者さんの受け止めもよかった!!
やっぱり言い方ひとつで、受け止め方も変わりますね。

そして「あおきさ~ん」と呼ばれた私は、処置室に入ります。

まずは、着替え。
真っ黒の穴あきパンツ(穴が開いている方が後ろ)を履いて、検査着を着ます。
上はヒートテックOKだったので、そのまま。

ここで大切なこと!!
内視鏡検査のとき、女性は金具の付いていないブラジャーを着用しておきましょう。
ポリープがあって除去するとき、スネアという輪をかけて高周波電流を流して焼いて取り除きます。
そのとき、通電する可能性があるんです!!
背中にやけどというのも辛いですから、その日はスポーツブラとかブラトップにしておきましょうね。

トイレを済ませてベッドに横になったら、左腕に点滴をします。

点滴に慣れていないので、無駄に肘を伸ばそうと意識した結果。
翌日には若干の筋肉痛です…
(そんなに筋力ないのか、とか言わない)

あとは順番を待つのみ。

◆検査室でのことは記憶にない

「あおきさ~ん、じゃあ検査室入りましょうか。」
歩いて検査室に入りました。

右を向いて横になったら、ベッドを挙げて。
すると先生が到着。

ご挨拶して「本当にすぐ寝るんですか?」なんて言ってたら、「点滴の横から注射しますね」と言われて。
その直後から、まったく覚えていません。

次に覚えているのは、点滴処置をしてくれた看護師さんのの「あおきさ~ん、検査終わりましたよー」という声。
これぞ、あっという間というやつです。

支えられながらも、ふらつくことなく座り心地のよい椅子に案内されて、またひと眠り。
終わった時間を確認していたので、おそらく30分程まどろんでいました。
心地の良い目覚めで、毎日こんな風に目覚められたら…と思ったり。
このあと、先生から検査の説明を受けました。

先生から言われたのは、次の5つでした。

・検査の予定だったが、ポリープがひとつあったので日帰り手術になった
・1週間は止血剤を服用
・便をしたとき、明らかに血液の色をしていたら電話すること
・ポリープは良性と思われるが病理検査に出す
・2週間後に検査結果を聞きにくること

帰りは、旦那さんのお迎え。

気持ち悪い、痛い、と感じたりはしませんでしたが、空腹は感じなかったので、帰宅してからゆっくり過ごしたのでした。

◆数年に1回は受けてもいいかな

そんなこんなで終えた、大腸カメラ。
結果は、大腸ポリープはひとつありましたが異常ありませんでした!!

月イチで下腹部痛を覚える私にとって、「そうだよね~生理痛だよね~」のノリで終われたことにホッとしています。
ですが、冒頭でお話したとおり、手遅れの状態で大腸がんが見つかった友人の母の姿を見ていたので、「おばちゃんから検査しろって言われているのかも」と思ったのも事実です。

そして、女性の死因第2位は大腸がん。
これも検査を受ける理由の大きなウェイトを占めていました。

同様に子宮がん(子宮頸がん、子宮体がんを含みます)も上位を占めているため、子宮がん検診も受けてもらいたい!!

密かに頑張っていて、密かに疲れているかも知れない臓器なのです。
そんなことを少しでもお伝えしたく、ダラダラと体験記を書きました。

子宮がん検診や乳がん検診を誕生日に設定して、毎年予約している女性も多いといいます。
(私もそうです!!)
大腸カメラも年に1回、受けてみようと思った次第です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!!

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