人間関係は言葉以外のコミュニケーションで決まる【心理学】
新生活ではさまざまなひととコミュニケーションをとり、良い人間関係を作っていきたいですよね。
でもどうしたら新生活でよいコミュニケーションはとれるのでしょうか?
もっとうまく話せるようになりたい、面白い話ができるようになりたい、そうすると上手なコミュニケーションができる!
と思っている方はいませんか?
実は話の内容や言葉よりも、それ以外の要素が大事だったりするんです。心理学では非言語的コミュニケーションと言います。
これは、表情やからだの動きなど、コミュニケーションをとる際に言葉以外から伝わる要素です。
人間の認知処理機能は脳で行われるのですが、脳の処理のうちいちばん大きい情報を占めるのは目からの情報で、約90%の情報量と言われています。
ですから、耳から入る言葉がそれ以外の割合を占めたとしても、目から入る非言語的要素が大きいわけですね。
非言語的コミュニケーションのうち需要な要素の1つは笑顔です、
心理学では、笑顔が周囲の人々に与える影響について多くの研究が行われていますが、笑顔が人と人とのつながりを深めるだけでなく、自分自身の心理状態にもプラスの効果をもたらすことを示しています。
笑顔は伝染する性質を持ち、一人が笑顔を見せると、その周りの人々も笑顔になりやすいとされています。人間には共感性が備わっているので、一人が笑顔になれば自然と周囲も笑顔になります。
もうひとつの重要な要素はアイコンタクトです。
そっぽ向きながら話を聞かれると、全然話聞いてないじゃん、げろげろ~という気持ちになりますよね。
でも、じぶんのほうを向いて話を聞いてもらえると、話を聞いてもらえているという気持ちが強くなります。
病院に受診する患者さんを対象にした研究でも、アイコンタクトをする医師のほうが患者満足度が高くなるという結果もあります。
しかし、じーっと見られ続けると気持ちが苦しくなってくるので、黒目を見ずに額のあたりを見る、たまーに視線をそらすことも大事です。
最後にうなずくことです。
ひとがわかってもらえたと感じる瞬間は、理解されたことを相手から示されたときです。
わかるよと言葉で示すことも大事ですが、話に対してうんうんとうなずかれるだけでも、相手への共感を示すことができます。
うなずくときは、相手がうなずいた瞬間や、相手の会話が止まった瞬間にうなぞくとより効果的でしょう。
このように非言語的コミュニケーションが持つこれらの心理的効果は、日常生活の中で意識的に取り入れることで、より豊かな人間関係を築く手助けとなります。
笑顔・アイコンタクト・うなずきは、相手に好印象を与え、コミュニケーションの障壁を低くするだけでなく、自分自身の気持ちをもポジティブな方向に導く力を持っています。
日々の生活の中でもこういった要素を大切にすることは、自分自身にとっても、周りの人々にとっても、大きな価値があります。
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
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