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すべてであると同時に、無の存在である

最近の土曜日は目覚ましもかけず、目が覚めたら起きるようにしています。お昼頃までのんびりして、テイクアウトの弁当を買って、歩きか自転車で会社に行きます。仕事をしたりもするのですが、半分は読書です。

まだ読み始めたばかりなのですが、Ray Dalioが著者の「PRINCIPLES」が自分のバイブルになるのでは、というぐらい面白いです。これは哲学書ですね。


Ray Dalioが投資業界のビル・ゲイツとも言われている存在の人で、この本をきっかけに知りました。上記の経済をわかりやすく説いたこの映像は見たことがある人が多いかも知れません。(2倍速で見るのがおすすめ)

PRINCIPLESの値段は4000円を超えます。ページも500ページ以上を超える。紙と電子で悩んだのですが、いい本は重たい。重たい本は、内容に重みを与えるという話を思い出して紙で買いました。重厚感がある本です。

内容としては、仕事と人生においての原則が書いてあります。一つ一つに含蓄があり、メモを取りながら読んでいます。ただ内容が膨大で深いので、このnoteで自分の考えの整理も兼ねて書いていきます。


あなたはすべてであると同時に、無の存在であるを認識するように - そして何になりたいかを決めるように

私たちはすべてであり、無でもあるということは大きなパラドックスだ。自分の目からすれば、私たちはすべてだ。たとえば、自分が死ねば世界は消える。だから人にとって、死ぬことは考え得る最悪の事態だ。そしてできる限り最高の人生を送ることが何よりも重要なことだ。

だが、自然の目で私たちを見下ろすと私たちにはなんの価値もない。私たち個人は70億人の1人でしかない。私たちは人間種は、地上に生息する生物1000万種のたった1つでしかない。地球は銀河系に存在する1000億ほどの惑星のわずか1つでしかない。そして銀河系は宇宙にある2兆ほどの星雲の1つでしかない。私たちの寿命は人間が出現してから2万分の1の時間だ。

言い換えれば、私たちは信じられないほどちっぽけで短命な存在だ。何を達成したとしても、その影響は大したものではない。同時に本能的に大きな存在でありたい、進化したいと思う。そしてわずかながら重要な存在になり得る。そしてこのわずかなことが足し合わされて世界は進歩するのだ。(P.171)

この文章を読んで、とてもワクワクしました。自分が今感じている悩みは、この視点に立つと大したことがなく、同時に自分自身や世界をつくるのは自分自身であるということを感じました。

ちなみにこの一節は、進化と自然の章にかかれています。進化は宇宙で唯一最も偉大な力だ、と。この言葉は、自然がなぜ自然であるか、人間が人間たるかの本質とも言えます。進化だけが全てではないんじゃ?と言いたくなる自分がいながらも、より優れているもの進化したものを、人は求めているのは揺るがない事実です。

他にも「徹底的にオープンであれ」「現実を受け入れて対応しよう」「マシンのデザイナーである自分と、マシンを動かす自分は違うと区別する」など興味深い項目があるので、時間がある時にこのnoteでピックアップしようと思います。


最後まで記事を読んでいだきありがとうございます。毎日更新をしているので、よかったらまた読んでもらえると嬉しいです。