青森市浪打小学校戦前校舎お別れ会(1990年8月26日)

昭和初期に、旧陸軍練兵場跡地に新しく開校した青森市立浪打小学校。当時としては、珍しいコンクリート校舎である。恐らくは、大正末期の関東大震災時に、多くの木造学校が焼失したのを教訓にしたと考えられる。

先人の将来を見通す力に驚く。実際、1945年7月28日の青森空襲の際は、焼失を免れ焼失した学校に児童が多く転校してきた。

1990年8月、同校の戦前校舎は60年の歴史を閉じた。コンクリート造りは耐火性に優れているが、長期間使用には意外と耐えられない。

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