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学問のすすめ、独立自尊。

お久しぶりです、わらしです。本日、『学問のすすめ』についての対談動画を見つけました。

櫻井翔さん、芸能界と大学と両立されて、今も立派に活躍されていて、それでもいつも謙虚で、思慮深くて誠実な素晴らしい方だなぁと思います。

伊藤塾長も、真摯に穏やかにお話してくださる姿に好感を持ちました😊


学問のすすめは、慶應通信に入学する前の2018年に初めて読みました。それまで福沢諭吉といえば、「一万円札のひと」ということしか知らなくて、何をした人なのかも知りませんでしたし、慶應義塾がどのようにつくられたかも、どこにキャンパスがあるかも知りませんでした。

でも『学問のすすめ』を読んで、衝撃を受けたのは覚えています。

私は今まで、何か人生というものを勘違いしてきたんじゃないだろうか。何か、成功というものを間違ってとらえてきたのではないかって。

人生の目的ってなんだろう。学ぶってなんだろう。これまでの私のやってきた「学」と、福沢諭吉先生の言っている「学」はちょっと違うんじゃないかなと、なんとなくそう思ったのでした。

このあたりのニュアンスは言葉にしにくいので、気になった方はぜひお読みください♪ 


そして、明治に書かれた本とは思えないくらい、すごく現代的なところがあって、そこにも驚いたのです。面白くて、確か旅先の飛行機の中で夢中で読みました。


慶應通信入学後は、科目の勉強と単位を取るのに必死で、『学問のすすめ』を読む余裕もなかったのですが、今年「近代日本と福沢諭吉」という授業を取った際に改めて読み返す機会がありました。

そのときに感じた学ぶ意味、それは「自分がいかに何も知らないかを知れた」ということでした。

私は受験も一度もしたことなく、本当に真っ白な状態で大学の勉強をはじめたので、特に初年度は自分の無知さ加減を嫌というほど突きつけられたんですね。テキストは全く意味不明だし、レポートは書けないし、試験も何一つ書けない時がありました。本当に苦労しました。そんななかで、少しずつ積み重ねていって、ひとつひとつ単位をとっていきました。

でも、ああ学べば学ぶほど、知らないことがこんなにもあったんだと、自分自身が一瞬恐怖を感じるほどに、この世界のことを私は何も知らなかったのだということ、そしてだからこそ、誰もが学ぶ意味があるんだということに気がついたのです。


独立自尊どくりつじそん〉。この言葉が、最初に読んだときにはそんなに刺さらなかったのですが、今年二度目に読んだときに、とても深く響きました。

福沢諭吉先生は、経済的にも精神的にも独立し、自分を尊ぶ生き方をしていくことの大切さを色々な書籍で語られています。

振り返ると、私の人生は独立自尊とは程遠くて、様々な面で依存的な自分がいました。他人や家族とバランスよく関わることができず、結婚後はパートナーと繋がっておくために、自分を完全に独立させないようにしていたような気がしています。

でも結局、そんな考え方で結婚した関係性は長続きしません。

離婚して、一年半がすぎまして、やっと心から、もう自分を誰にも依存させたくない、独立して、自分が自分を大切にしよう、自分も相手も尊ぼうという気持ちになれたと思います。

まだまだ、道半ばですが、一歩ずつ一歩ずつです(笑)

自分が「誰かほかの人のため」に生きようとするのでなく、自分が自分の最大のパートナーとして自分を尊び、人生を生きるということを、実践していきたいと思うわらしちゃんなのでありました。

また人生の大切な指針として『学問のすすめ』を折にふれ、読み返していきたいと思います✨

おかげさまで、慶應通信の単位はこの11月で、107単位になりました。残り10単位ほど+卒論が完成すれば卒業になります。まだ先は長いですが、しっかり学んでいきたいと思います♪

学友様にお誘いいただいて初めて行った早慶戦。感謝!