30歳手前でオーストラリア留学を決めた理由
人生って、長いな。
この1年でうっすらずっと感じていた思い。
進むも止まるも先細っていく感じがして
考え得る選択肢の未来は、今できること・頑張ってできるようになったことの向こう側にある、せいぜい50メートル先くらい。
そのポイントに到達した時の私の姿や感じる気持ちがどうなっているか、なんとなく想像ができてしまう。
歴史上、一人しかいない<私>という存在がどのように生きていくのか。
そういう素敵な話なはずなのに、全然ワクワクしない。
子どもの頃に思い描いていた、<大人>モチベーションの貯金が尽きたのだと思う。
たくさん働いて、やりがいを感じて、大変なこともあるけどそれでもやっていこうと進む、そういう<大人>の理想像でずっと働いてきたけれど、もうそのモチベーションが底を尽きた。
そういや27歳くらいで死んじゃうと思っていたし、そもそもの想像がそこまでだった。
自分が30歳を迎えそうで、その先も人生が続いていくらしいことが現実的になった今、初めて、ちゃんと<人生>を考える。
社会人7年目。転職して3年目。
社会人の岐路に立つ。今後、どう生きる?
マネジメントに身を切る?スペシャリストとして身を切る?
今の舵の切り方と会社での身の置き方で、どんどん道が別れていく。
この数年の間にどんな経験をしていくかで、日本社会では走路を並べられ、どのレーンに進むかがぐんぐん決まる。
プライベートでも同じだ。
家族ができる?趣味を増やす?年に1回旅行に行くと決める?それを楽しみにして平日を過ごす?
仕事ってそんなもん。オンオフ切り替えて、好きなこと楽しめばいいじゃん。
サラリーマンってそんなもんだよ。
そのどれもに、ワクワクしない。
こんなもんだっけ、人生って。そうであれば、人生って長すぎないか。
これまで、半径3メートルの世界と自分に対して「こんなもんか」とばっかり思いながら生きてきた。
こんなことずっとしてたら、もう引き返せなくなる。
そういう人生の選び方は、もうしたくない。
今現在自分がいる位置や悩みや課題や、懸念や、考えられる選択肢は横に置いといて
<なにしたい?>と問いかけたら、急に思いついたのが<海外に住む>ということだった。
私には<未知>との遭遇が必要だ。
どんな体験をするのか、どんな気持ちになるのか、その先にどんな選択をしていくのか
全く想像できない世界に飛び込む。
今後長いこと続いていくらしい、新しい<人生>には広がりが必要だ。
売り上げとかマネジメントとか、転職とか起業とか、地元に帰ってみるとか、趣味を見つけるとか、そういうすでに目の前に並べることができる
選択肢を無理して選ぶと、自分がどんどん窮屈で小さくなると感じてしまう。
海外なんて本気で縁のない生活だと思っていたけど、
更地の頭から出てきた回答になんだかとてもしっくりきて、「ああ、これ、行くんだな」と思った。
早々に<海外に行く>ということは決めて、
英語を話せるようになればもっと世界は広がると思って、
まずは留学して英語を勉強、最低限の土台を作ることにしました。
挫けていなければ、その後ワーキングホリデーも使ってみたい。
本当の<貯金>はぐんぐん減っていって怖さしかないけど。
これが私の人生の大事な一歩目だ。
あとは、未来の自分に、期待。
多分こんなことしていたら、案外人生すぐ時間が経つのではないかと思う。
ワクワクしているのである。
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