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カラスの餌付けをするおじいさん

愛犬と散歩に行くと様々な人に出会う。

いつもの犬友さんはもちろんのこと、
初めてのワンちゃんや、ウォーキングしている方、
麻痺のリハビリのため歩行訓練している子どもさん、
子ども連れでお散歩に来ている方など
本当に様々な人に出会う。

初めは「おはようございます」、「こんにちは」などの挨拶のみですれ違うのですが、毎日毎日顔を合わせていると、
天候の話、いつかの地震の話、自宅の場所の話、仕事の話、職業の話、
いつの間にか深~い話になったりして結構おもしろいんだなこれが。


6月ごろだったかな?はっきりとは覚えてないのですが、
その日は誰にも出会わずに、愛犬と私だけで散歩をしていました。すると、
カラスが二羽、とても近くに寄ってきていて、
「君らにあげるおやつはないんだよ」と言いながら歩いていたのですが、
何気に後ろを振り向いたら一人のおじいさんが散歩していて、私たちを追い越していきました。

そのおじいさんが前に進んでいくと、先ほどの二羽のカラスがぴったりとついていくではありませんか。
カラスは私についてきたわけではなさそうです。残念!
おじいさんは時々振り返り、後ろを歩いている私とイヌを気にするそぶりを見せていましたが、そのうちポケットに手を入れると何かを取り出しカラスの方に投げてやりました。
するとカラスたちは地面や草の中に落ちたものを拾って食べているのです。

おじいさんはどんどん前に進んでいくのですが、食べ終わったカラスたちはひとっ飛びしてまたおじいさんの後をついていくのです。

この公園の中には時々(というか、しょっちゅう)、小さく切った食パンがあちこちにあります。食べ散らかしたものではなく、明らかに包丁か何かで小さく四角い形に切られたものです。
この方だったのかしら?と思ってしまいました。

たしか、映画「ホームアローン」でも、鳩遣いのおばあさんが出てきて
ケビンが助けられる場面もありましたが、あのおじいさんが食パン撒いたらいざという時カラスも助けてくれるのかなぁ?

いやいやその前に野生の動物に餌付けしていいのか?ってことですよね。

野生動物に対して餌付けをするというのはほとんどの自治体で禁止されているようなのですが、たとえば絶滅危惧種に指定されている動物に対しては
保護のために計画的なえさやりが行われたりするようですね。

カラスは絶滅危惧種ではないしね
でも人間が行った開発に伴って人間の近くでしか暮らせなくなったとしたら
それは私たちの責任でもあるんでしょう。

人間の残したごみの中から残飯を食べる。その結果が自然界の動物の死につながるのであれば、私たち人間もごみ処理にもっと注意を払わなければいけないと思います。

とにかく、食べ物をばらまくのはやめてほしい!
犬はパン大好き。
ただのパンならいいけれど、毒物の混入したものを食べて亡くなったお友達もいる。壮絶な最期だった。
小麦アレルギーのワンちゃんだっているんですよね。

自分の犬は自分で守らないといけないといつも考えていて、
細心の注意は払っているつもりではいるが、
犬の嗅覚に負けることもある。
負けたら、飲み込む前に口を開け中のものを掻き出してしまう。


だからね、カラスを手なづけるのやめて!!!


自然界を乱したらダメでしょう!
それは優しさじゃないと思うんだよね婆ちゃんは。
単なる自己満足なんだってば!






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