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青森県地域おこし協力隊 移住体験CARAVAN(仮) in 田子町

 田子町の地域おこし協力隊五十嵐孝直さんの呼びかけで、6月18、19日の二日間、青森県内の現役地域おこし協力隊員で田子町移住体験をしてきました!
 なかなかのボリュームになりそうな気がするので何回かに分けて投稿したいと思います。<(_ _)>

移住体験CARAVAN(仮)とは

 移住者を誘致したい地方では、移住を検討している人を対象に実際に何日か宿泊してもらい、現地での生活を体験してもらうための移住体験住宅を用意している自治体が結構あります。(田子町の移住体験住宅はこちら)
 自治体によっては無料で利用できたり、金額が発生する代わりに長期滞在が出来たり、ボランティアスタッフが街歩きに同行してくれたりしますので、移住をご検討の方は試しに利用してみるといいかもですねっ。
 ただ、今年は新型コロナウィルスの影響で県内の移住体験施設の利用率が激減(というか移住を誘致出来ない)。しかし、人口密集エリアを避けるために地方移住のニーズは高まっている状況。だったら移住者である地域おこし協力隊が自治体の体験住宅に泊まってみて、色々レビューしようぜ!っていう青森県内の現役協力隊による企画です。(発案者は今回の舞台、田子町の地域おこし協力隊員 五十嵐さん)

田子町

 田子(たっこ)町は青森県の最南端に位置し秋田県、岩手県の県境に位置しています。全国でも有名なにんにくの産地で田子町が何処にあるかは知らなくても「たっこにんにく」という名称を聞いたことある人は多いのではないでしょうか?
 町はにんにく愛に溢れており、にんにく専門店ガーリックセンターや229スキー場(229=にんにくと読む)、商店街にはガーリックカードというポイントカードがあったり(ポイントが溜まると商品券として使える)、街灯もにんにく型だったりと、とにかくにんにく一色な街並みが特徴です。

田子町

自販機もにんにく仕様。逆にここまで突き抜けているといやらしくない不思議。

にんにく収穫体験

 田子町役場で移住体験住宅や町の説明を受け、今回参加した地域おこし協力隊員の自己紹介をしたのち、さっそく田子町の特産品、たっこにんにく収穫体験へ。

沢森さん園地

 田子町地域おこし協力隊OBの沢森さん園地にて収穫作業の体験をさせて頂きました!
 初めてにんにくが植えられているのを見ました(驚愕)
 にんにく収穫の説明を受けたのち、収穫作業へ。根元を掴んで引き抜くとスルッと抜けてきました。・・・気持ちいい!
 匂いを嗅いでみるとほんのりとにんにく臭が。にんにく好きとしてはたまらない匂い。味噌ラーメンが食べたくなります(〃▽〃)
 収穫作業を行いながら沢森さんや田子町協力隊員の五十嵐さんから田子ならではのにんにくの食べ方や、収穫から出荷までの流れなどのお話を面白おかしくお話しいただきました。地元の方からこういう情報を聞けるのが移住体験の良いところですね。
 田子ではカレーにじゃがいもの代わりに丸ごとにんにくを入れるそうで、今夜の夕食は「田子流にんにくカレー」に決定いたしました(笑)
 なお、今回はRAB青森放送の取材が入っており、収穫の様子はテレビでも放送されました!

にんにく収穫をする隊員たち

にんにく収穫作業

田子町買い物体験

 にんにく収穫体験後は夕飯の買い出しタイム。田子住民の主要買い物スポットへ。

ガーリックセンター

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 主に観光客向けのお土産が売っているお店。ただし、ここでしか手に入らないレアな食材・調味料も多い(ガーリックマヨネーズとかガーリックツナとか)。

ガーリックセンター

ちなみにここで売られていたガーリックツナとガーリックマヨネーズを混ぜてレタスでくるんで食べたらめちゃウマでした!是非お試しあれ。

にんにくアイス

   ガーリックセンターで販売されていた「にんにくアイスクリーム」

Takko Farmer's Market

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 地元の産直市場です。新鮮な田子産野菜が手に入ります。
野菜以外にもマスクや雑貨、ピザなんかも販売していました。

田子ファーマーズマーケット

時間が15時くらいだったので品切れが多かったのが残念。。。

サンモール商店街

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 田子町のブランド牛肉 田子牛を買いにサンモール商店街にあるお肉屋さん「肉の博明」へ。
 田子牛と田子豚を扱っており、地元の方もよく買いに来られるんだとか。
 田子牛以外にもガーリックソーセージとか色んなお肉が置いてあったのですが一番目を引いたのが

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ガーリックポイント・・・!?(しかも3倍!?)

 なんでもこのガーリックポイントをためていき、MAXになると商品券として使えるそうな。こういうのは現地で買い物をしないとまずわからない情報ですね(-_-;) 田子町の住民の方はほとんどの方がこのポイントシステムを利用しているそうです。(しかしなんというネーミング)

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MAEDA

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MAEDAです。田子町には大型スーパーはこの1店舗のみだそうです。大抵のものはここで買えるので住民の利用率はとても高いそうです。

他とは違う!?田子BBQ

 さてさて、お買い物も終えてここからはアルコールも入った大人の時間!
なにかと地域色が出るBBQですが田子の場合は

にんにく祭り

 にんにく祭り開幕だぜ(笑)
 左から「生にんにくスライス&すりおろし」「たっこにんにくの芽の炒め物」「田子牛(生たっこにんにく乗せ)」
 苦手な人は卒倒しそうなメニューですね・・・(笑)。私はにんにく大好きなので歓喜ですが。そして採れたてたっこにんにくが美味しすぎて何にのせても合うんですよね、いやマジで。
 なお、田子牛はあっというまに無くなりましたとさ・・・
 ちなみに、にんにくの芽は体験住宅のオーナーさんの差し入れです。ありがとうございました!
 さて、続いては・・・

噂の田子流カレー

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・・・にんにくゴロッゴロです。
じゃがいもがわりににんにくを入れるのが田子流。じゃがいもより柔らかくホックホクで臭みは全然ないです。とにかくふんだんににんにくを使う田子飯。にんにく好きにはたまらないッスね・・・。

地元の味、つつけ

つつけ

 今回一番驚いたのがこの料理。
 BBQもカレーもある程度予想の範疇(というには美味しすぎたけど)だったのですが、この「つつけ」は見たことない料理だったので。
 主に南部地域で食されている郷土料理で小麦や蕎麦を使った三角形の生地を茹でて、にんにく味噌やネギ味噌をつけていただきます。
 コシの強いワンタンや餃子の皮みたいな食感で、茹で具合によってかなり食感がかわり、バリ固~やわらかめと好みに合わせることができます。
 こういう地元の家庭料理を知れるのが移住体験の素晴らしいところ。

移住者(協力隊)交流会


 期待と不安が隣り合わせの中で活動している地域おこし協力隊。
各々の地域の話、活動状況、将来への不安、これからの協力隊の在り方・・・。いろんなことを語り合いました。
 特に今年は新型コロナの影響でほとんどの企画やイベントが中止になっており活動もままならない状況です。
 特に新任の協力隊員の方は研修も無く、外に出ることもままならず不安な毎日を送っていることと思います。
 そういった方々が早々に心折れないように自治体が違っても相互にサポート出来るようなネットワークの必要性。協力隊制度がもっと認知され、みんなが活動しやすくなるにはどうしていくべきか。etc...
 まだまだ課題も多い協力隊制度。せっかく青森に来てくれた隊員の方が少しでも定住に結び付くように、みんなで協力しあっていきたいです。

 そんなことを話しながら夜も更け・・・

そして二日目の体験が始まるのです!

長文お付き合いいただきありがとうございました。
二日目のことはまたいずれ。

田子町 in 協力隊 写真

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写真集1

写真集2

写真集3


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