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M6. 晴海通り 〜青野りえ『PASTORAL』セルフ・ライナーノーツ

今回のアルバムではこの一曲だけ、ブルー・ペパーズ井上薫さんに作曲していただきました。
他の曲は全てプロデューサー関美彦さんの曲なので、これだけ雰囲気が違うと思われた方もいるのでは。

はじめに5曲が完成した後でVIVID SOUNDからのリリースが決まり、追加曲を録音することになりました。そこで同じレーベルメイトのブルー・ペパーズと何かコラボできたら良いね、ということで、この「晴海通り」の他、「PASTORAL」「夕さり」の鍵盤も井上さんに参加していただく運びに。

この曲は今回のアルバムでいちばん、歌うのが難しかったです。特にキー設定で悩みました。
一見さらりとしたポップスのようですが、コードとメロディが複雑に絡む、井上さんらしい良い意味で捻くれた曲です。
上手く歌うことが必ずしも正解ではない、というポップスを歌う上で大事なことについても考えさせられる良い機会でした。

個人的には、アウトロのコーラスが気に入ってます。ここはキャラを変えてゴスペル風に歌ってみました。

出来上がった音源を聴くと、なんだかすごくティン・パンっぽい!
思えば今回のレコーディングメンバーの皆さんは、現代のティン・パン・アレーといって遜色ないですよね。
若い頃に憧れていた音楽に、気がついたら近づいていたのかな。
そう思うと感慨ひとしおです。地道に音楽を続けてきて本当に良かったなと思います。

大人の女だって、軽やかに、明るく前向きに生きてゆきたいよね。
歌詞にはそんなメッセージも込めて。

ブルー・ペパーズ&星野みちるさんと合同のレコ発動画でも人気の高い曲となってます。

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