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「落語みゅーじあむ」に行ってきました

少し前になりますが、大阪府池田市にある「落語みゅーじあむ(上方落語資料展示館)」に行ってきました!

商店街をてくてく歩いて到着

池田は上方落語と縁の深い土地…「池田の猪買い」「池田の牛ほめ」などの演目の舞台となっており、桂文枝師匠の御自宅も池田にあるそうです。そして毎年12月には「社会人落語日本一決定戦」が行われ、全国からアマチュア落語の強者達が集まるという…。

ずいぶんとモダンな建物

日本一の社会人落語家が見たいかーーッ!
オーーーーーーー!!

市内数カ所の予選会場で熱戦が繰り広げられ、ファイナリスト10人が決勝で戦い、王者を決定するという、まさに素人落語の甲子園。しかもそれがもう今年で15回目になるそうです。

熱い。池田市は熱い。落語愛ハンパない。

その象徴がこの「落語みゅーじあむ」でしょう。ずっと行ってみたかったのですがやっと念願叶いました。

中に入るとすぐに目につく立派な高座が備えられており、実際にここで落語会が頻繁に開催されているようです。

そして桂文枝師匠がお持ちの貴重な品々が目白押し。ニ階は資料コーナーになっており書籍・CDなどが盛りだくさんで視聴可能です。

特に私の目を引いたのが…コレ!かなり古い時代の落語演目人気番付票です。

お馴染みのものもあれば、全く知らない噺もあります。眺めているだけでワクワクしますね。百年も二百年も前から「笑い」が受け継がれてきたのだという感慨にふけることが出来ました。

もう一点、心に残ったのは何と言っても桂文枝師匠の「創作ノート」です!『鯛』をお作りなられた時のもので、ニ階の展示ケース内にあり、手に取ることはもちろん撮影もNGですが…しばし見入ってしまうほど感激しました。

ここには、「無」から「有」を生み出した軌跡がある。

普段その過程は見れるもんじゃないですからね。でも、現物がそこにあって、ある意味「尊さ」を感じました。そう、凡人でも天才でも、みんなノートやPCに向かい、悩んで苦しんで作品を生み出してるんです。

文枝師匠の創作落語は既に300超え。凄まじいパワー。

そんな見どころいっぱいの「落語みゅーじあむ」を堪能したわけですが、最後に入口横の「千社札シールメーカー」で自分の札を作って遊んでみました。

使い所がさっぱり思いつきませんが。

でもなんか、「自分が突然人気者になったかのように錯覚させてくれる」面白いアイテムだと思います。一回300円。良かったらどうぞ。

池田市、次は社会人落語日本一決定戦を観戦に行きたいです!