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読みやすくてバッチリ伝わる!文章の書き方

「文章ってセンスですよねぇ。上手なひとが羨ましいです」
「ふふ、実はね、結構ロジックなんですよ!」

こんにちは、採用広報ライターのアオパンです🙋‍♀️
誰でも日常的に書いている、文章。
でも、いざ人に読ませるための文章を書こうとすると「そんなに上手くないし……」と身構えてしまうこと、ありますよね。

今日は文章を書くことに苦手意識を持っている人や、もっと上手くなりたいライティング初心者向けに「文章を読みやすくするロジック」を言語化してみました✍️

まずここだけは押さえておきたい! という【6つのポイント】に厳選しつつ、具体的なNG例/OK例を出しながら説明します!


80文字を超える文は分割する

読みやすい文章を書くための第一歩は「適切な文の長さ」を知ること!
1文が長すぎると、読者は内容を理解するのに苦労します。

何文字までならストレスにならないか考えてみたところ、80文字くらいまでかなと思っていて、例を出して詳しく説明しようとすればするほど文章というのは長くなりがちなのですが、適切に分割することで理解しやすい文章になります。(108字)

【NG例】

100字を超える文章ともなると、たいていの場合多くの情報が詰め込まれていてかなり読みにくいです。
読者が無理なく内容を理解できるよう、適切に分割しましょう。
個人的な目安として「80文字」を超える場合は分割することが多いです。

何文字までならストレスにならないか考えてみたところ、80文字くらいまでかなと思いました。例を出して詳しく説明しようとすればするほど、文章というのは長くなりがちです。しかし適切に分割することで、理解しやすい文章になります。

読点(、)は息継ぎのタイミングで

読点は文章にリズムを与える区切りです。
適切な位置にあれば理解の助けになるのですが、多すぎるとなんだかゼェゼェと息切れをしているような印象になり、まとまった文章として頭に入ってきません。

私は、読点を書きますが、読みやすいように、心がけているため、そういう書き方になるのです。

【NG例】

逆に少なすぎたり、適切でない場所に読点があったりしても、文章のまとまりが不明瞭になって不自然に感じ、読みにくくなります。

私は読点を書きますが読みやすいように、心がけているためそういう書き方になるのです。

【NG例】

接続詞の前後・条件と結果の間・長い主語と述語の間など、ひとつの意味を持つ文章の区切りで読点を入れると、音読の際に自然に息継ぎできるようなタイミングになることが多いです。

私は読点を書きますが、読みやすいように心がけているため、そういう書き方になるのです。

修飾語は短く、近く

修飾語を使って丁寧に説明するのは良いことなのですが、長すぎたり位置が悪かったりするのはNG🙅‍♀️
かえって分かりにくくなり、読み手にストレスがかかります。

私は1週間前に先生から説明されたわかりやすい文章を書くコツを忘れてしまったので聞きに行ったんです。

【NG例】

「1週間前に先生から説明されたわかりやすい」という長〜い修飾語が読みにくく、スムーズな理解を妨げていますね。

また、「1週間前」というのがどのタイミングなのか曖昧なのに気づきましたか?
「先生から説明された」とき、「忘れてしまった」とき、「聞きに行った」とき……。果たしてどれが正解なんでしょうか?

混乱や誤解を防ぐためにも、修飾語はなるべく短くし、飾る言葉の近くに置くのが鉄則です。
また、強調したいまとまりに「」を入れたり、文章の切れ目に読点(、)を入れたりすることでも、グッと読みやすくなりますよ。

私は先生から説明された「わかりやすい文章を書くコツ」を忘れてしまったので、1週間前に聞きに行ったんです。

曖昧さや省略を避ける

「あれ・これ・それ」などの指示語や「こと・もの・いろいろ」といった曖昧な書き振りを多用すると、伝えたいことがぼやけます。
読み手によって解釈が異なったり、正しく理解できなくなってしまうので注意が必要です!

些細なことでも相談できるようになることが大事なことだと思うんですよ。
そうなれば、いろいろなことが変わってくるかなと。

【NG例】

上記の書き振りでは「そうなれば」がどうなった場合なのかイメージできず、「いろいろなこと」の具体例も無いため、発言の意図がわかりません。

執筆者にとっては理解できているゆえに勝手に脳内補完されがちですが、詳細まで具体的に書いて伝えることを意識しましょう。

些細なトラブルも相談できる関係になることが大事だと思うんですよ。
信頼関係が強固になれば、お客様の活用度や反応が変わってくるかなと。

シンプルな言い回しを探す

「無くはない」のような二重否定や、「〜することができる」というような回りくどい表現を繰り返し使っていませんか?
冗長な表現を多用すると、文章が伸びるだけでなく理解もしにくくなります。

何度もやったことがあるというわけじゃないことに挑戦するとなると、わからないことも少なくないのではないでしょうか?

【NG例】

パッと見、何を言いたいかわからない質問ですね。
遠回しな言い方を整理すれば、もっとシンプルに表現できそうです。

初めての挑戦では、わからないことも多いのではないでしょうか?

漢字をひらがなに「ひらく」

「ひらく」とは「ひらがなにする」という意味です。
まずは下記の文章を読んでみましょう。

本番迄後数ヶ月と言う時期だし、言わ無いで置くよ。

【NG例】

かなり読みにくさを感じたのではないでしょうか。
適切に文字をひらけば、わかりやすくてスラスラ読める文章になります。

本番まであと数ヶ月という時期だし、言わないでおくよ。

以下では一般的に「ひらく」とよい言葉を一部紹介します。

頻出の「ひらく」言葉と、漢字の使い分け

〜という|紹介や説明の意
〜と言う|発言する

「東京の北には赤羽という街があるんだ」と彼は言う。

とき|場合やタイミング
時  |名詞(時間そのもの)

ふたりが出会ったとき、時が止まった。

できる|動詞、補助動詞
出来  |名詞

もう逆上がりができるなんて、出来のいい息子だ!

ない|動詞に続く「補助形容詞」
無い|存在しない

この私に興味が無いなんて、信じられない。

いく・くる|動詞に続く「補助動詞」
行く・来る|移動する

年齢を重ねていけば、いつかは赤羽に行くだろう。
来るときは、現金を持ってくるといいよ。

補助動詞・補助形容詞

上の「ない」「いく」の例と同様に、動詞のあとに続く「補助動詞・補助形容詞」はひらくのが適切です。

たとえば「やってみる」には「見る」という意味がないし、「やってください」には「下りる」という意味がないですよね。
「やってほしい」には「求めている・希望している」という「欲」のニュアンスがあるじゃないか! と感じるかもしれませんが、「何かを得たい」という動詞の意味とはズレていることに注目です。

  • 〜してほしい(×欲しい)

  • 〜していただく(×頂く)

  • 〜してください(×下さい)

  • 〜しておく(×置く)

  • 〜してみる(×見る) など

思い出が欲しいなら、試してほしいことがあります。
階段を下って、景色を見てみてください。

接続詞

  • または(又は)

  • および(及び)

  • ただし(但し)

  • ちなみに(因みに)

  • さらに(更に)

  • ため(為)

  • ところ(所) など

「ところ」を接続詞として使う場合はひらきますが、場所を示す名詞として使う場合は「所」と漢字で書きます。

知らない所へ行ったところ、迷ってしまった。

副助詞

程度を表したり、例示したりする際に使う副助詞はひらがなにしましょう。
ただし、文章を堅い印象にしたい場合、あえて漢字にすることもあります。

  • くらい(位)

  • ほど(程)

  • など(等)※「トウ」と読むときは「等」と書く

  • まで(迄) など

とはいえ、これらを全部覚えるのはちょっと大変すぎますよね。
「どっちかな?」と思ったときにいちいち調べるようにしましょう。
私はひらく言葉に悩んだとき、 LIG Blogの表記ルール を大いに参考にしています。


以上、読みやすくてバッチリ伝わる文章の書き方を説明してみました。

「センスがすべてってわけじゃなさそう!」と感じてもらえたなら幸いです✨

今後質問など来たら、また書きます🙋‍♀️
それではみなさま、楽しい記事執筆を!


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