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青苧背守り(Earth Color 縄文色)with糸魚川産ヒスイ


青苧の繊維が手に入ったことで
オリジナル背守り作ってみました。


背守り(せまもり)とは、子供の着物の背中に縫い付けたお守りのことです。

着物を作る時には左右の身頃となる布を縫い合わせるため、背骨に沿って「背縫い」という縫い目ができます。
昔の人は「目」には魔除けの力があると信じており、背縫いの「縫い目」にも背後から忍び寄る魔を防ぐ力があると考えていました。

ところが、赤ちゃんが着る着物はとても小さく背縫いがありません。そこでお母さんたちは、子供に魔が寄り付かない様に背縫いの代わりとなる魔除けのお守りを付けました。
それが「背守り」です。

そこから発想を得て、(緊急‼︎ 自分に必要っ!ということもあったのですが(^^; )数年前に大麻飾りでオリジナルの背守りを作ってみたところ、いろんなことに敏感な感受性の強い人たちから好評を得、命を守るお守りとして頒布させていただいております。

宮司さんの清々しいお背中お借りしました。

ふさふさとした房を背中の目に見立て、またゆらゆる揺れて『振れる』という動きは、神主さんたちが幣で祓い清めるのと同じ効果があります。


その紐を青苧で。
春の山からとってきた生命力みなぎる青苧。
人の手がほとんどかかっていないだけに自然そのものの力を携えています。その緑はまさに地球色。
縄文時代から使われてきたであろう青苧。
きっと縄文時代の人たちも山からとってきた物を使っていただろうから「縄文色」の名にもふさわしいと思います。


糸魚川産のヒスイは私の知人であるぬなかわヒスイ工房の職人さんが天塩にかけた物。工房はまさに命を生み出す産屋のようなところです。その話はまたあらためて。


とても素敵なものができたと喜んでいます。


一品物です。
必要な方おられましたらメッセージくださいね。



続く

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