ヒスイ

【詩】だけど涙は透明だろう

たとえば僕の直ぐそばで
富める者がなにか失っていて
この世界の反対側で貧しい者が
なにかを得ている
真っ赤に燃えて 灰になって
だけど涙は透明だろう

あなたが深く悲しんでいて
わたしが実に喜んでいる
結果を溶かしたヨーグルトのよう
ひとさじ食べて呪って祝う
見上げて厚く ブレる星空
やはり涙は透明だろう

右に行けば左がよくって
左に行けば右がよいよと
真っすぐ行けば振り返れと言われ
後ろを向い

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古代翡翠文化の謎を探る 小林達雄編

新潟県糸魚川市で行われたシンポジウムの内容を元にまとめた本。編者の小林達雄さんをはじめ、錚々たるメンツが参加されています。

翡翠についてはあちこちで出土はするものの、祭祀とか身分を示すものとして使われてたんじゃないかくらいの話になりがちなところを、様々な分野や立場の研究者たちが、技術的な分析や、南太平洋での交易にまつわる文化人類学的な考察などを交え、多角的に検証しています。

糸魚川という土地は

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天からの授かりもの

とっても久しぶりの投稿になってしまいました。怒涛の3月、4月を通り抜け、やっと一息ついています。しばらくSNSもお休みしておりました。

この間は例年の展示会シーズンとは全く違う大変さがあって、年明けから展示会の準備の加えて、SELSHA の単独サイトをオープン、バンコクで販売しているラインのリブランディング、宝石学の勉強と一気に同時スタート。そして展示会の後に分かったことでしたが、そんな忙しい日

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奴奈川姫の翡翠伝説

高志国の奴奈川姫は、翡翠を加工する人々の長として、
祭祀をも司っていた美しい巫女で、
自分の領土でとれる翡翠の勾玉を首飾りにして、
いつも身につけていたそう。

出雲国の大国主命が、奴奈川姫に激しく求婚。
しばらくの間、高志国で奴奈川姫と仲睦まじく過ごします。
大国主命は、父の死をきっかけに
奴奈川姫と共に出雲国へ帰ろうとしますが、
奴奈川姫はそれを拒みます。

しかし、大国主命は、奴奈川姫が寝て

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