うごメモ時代の私

皆様、うごメモってご存知ですか?
【うごくメモ帳】というニンテンドーDSiのゲームソフトで、
自分でアニメを作って、さらにそれをアップロードできるという、
まあなんというか、今で言うところのユーチューブみたいな世界でした。

それのキッズ版です。
なんせニンテンドーDSiでしか動かないゲームソフトだから。
(とは言え、ランキング上位はどう見ても高校生以上ばかりだった)

略して、うごメモ。
うごメモがいかに混沌とした世界だったかの話は、
もっと詳しいお方が詳しく書いていると思いますので、
今回は私の話だけをさせて頂きます。
ただちょっとだけ書くとしたら、
1000円のニンテンドーポイントをタダで配るという動画で、
人気を得ようとするキッズが山ほどいました。

私は『アキ}』または『カラはじめ』という名前で、
主に【外人によるコント】というタイトルでコントを投稿していました。
なんせ16年前の話で私自身は20歳前後、
つまりは2007年くらいなので
『外人』という配慮の無い言い方で申し訳御座いません。
今だったらちゃんと外国人と書きますが、
まあまだそういう時代ではなかったので、この表記でいきます。

いいや、いきません。
本当はそっちですが、外国人と書き直します。
そういう型で現在はやっております。よろしくお願い致します。

それでは参りましょう。
私のうごメモ簡易歴史です。

さて、最初にアニメを作るゲームソフトと書きましたが、
私はアニメを作っていませんでした。
コントアニメとかじゃなくて、静止画のコント映像でした。
このうごメモは音声を入れることができたので、
静止画+音声が私のスタイルでした。
そういう人は何かもう、私くらいしか当時はいなかったです。
だから目立てたのでしょう。

総数1万5000人くらいいる中で、
私の月間ランキングは40位前後でした。
一時期は20位前後に入って、
課金しないと手に入らない特殊な色の星をもらいました。

とは言え、初めてすぐに上位になったわけではなくて、
うまくいかない日々も当然ながらありました。

当時は先にネット長文を経ていたので、
そういう長文的なコントを書いていたのですが、
子供向けの世界なので文章コンテンツはあんまりでした。

基本は超絶アニメが人気で、次に漫画といった感じでしょうか。
でも私は絵が下手なので、そういうところで勝負ができません。

そこで考えたことが、音声コントだったわけです。

当時の私はFROGMANにドハマりしていて、
鷹の爪団の吉田くんのような声が出せました。
というか全体的にFROGMANのような声が出せて、
多分シンプルに声帯が似ていたんだと思います。

ちなみにこれが私の今の吉田くんのような声です。
多分本家よりもちょっと低い。
ちょっとずつ喉がジジイに近付いていっていることが分かりますね。

(ラジオトークついでに、
 ただただ言い方だけで笑わせようとしている、
 音声も紹介させてください。
 この詩の朗読の『おナスisフェス』だけでいいので聴いてください)

(私がスプシ大喜利をしたら、
 こういう言い方だけのボケしかきっと浮かばないので、
 
参加していません)

話を戻しましょう。

というわけでFROGMANみたいなコント動画を作りたい、
と思って試行錯誤し始めました。
あと、結局これなのでは、というものがあるのですが、
投稿時間帯を研究しました。
どの時間帯に投稿した時が一番反応が良いのかを考えました。
いろいろ考えた結果、
子供って朝起きたらすぐに何か
新しい動画がないか探すんじゃないかと思って、
早朝に投稿するようにしました。
完成したら大体すぐ投稿するので、投稿は夜が多い。
でも子供が見るのは、実は朝なんじゃないかな、って。

そんな研究の甲斐もあって、
徐々にお気に入り(フォロワー)が増えていき、
最終的には300人以上フォロワーがいたはずです。
今のツイッターよりも全然多いですね。短期間ですし。

動画のコメント欄も子供の手書きで、
「オモロー!」一色でした。
当時めっちゃ世界のナベアツ流行っていました。
だから世界のナベアツが売れていた時期も同時に覚えてしまっている。

コメントがめちゃくちゃ多くて、
絵しりとりしている動画のコメント欄よりもコメント付いていました。

あの、絵しりとりしている動画よりもコメントが上なんだぜ?
すごいでしょ!

まあもう昔の話なので自慢させてください。
誰も調べられない今だからこそ自慢させてください。

そんな私には大バズの動画がありました。
それはコントではなくて、アカペラの歌でした。
勿論自作の歌です。
まず自作の歌をアカペラで歌う胆力を褒めてください。

元々はサムネイル用(アイコンの画像)として、
動画をアップしようとしていたのですが、
それだけだと味気ないので、歌うことにしました。

歌詞がうごメモに関する歌詞だったので、
多分共感を生んだんじゃないかなと思っています。
ちなみにその歌、今でも歌えるので、
いつでもディスコードに誘ってください。

歌詞はこんな感じ。
うごメモ知らん人からしたら全く意味の分からない歌詞ですが、
まあうごメモ知っている人でも意味分からん歌詞ではあります。

星が全てじゃないけども もらえるのならもらいたい
でも星って一体なんだろな 何かと交換できるかな
星一個で米一粒 だったらいいな だったらいいな
米にはやっぱり干しブドウ!

星がnoteで言うところのスキですね。
noteもスキが全てじゃないけども、
もらえるのならもらいたいってところですもんね。

で、
ここは意図していないところなんですが、
米がコメントの比喩みたいになっているんですよね。
自分で作った当初は気付きませんでしたが、
よくよく聞き返すとそうなってるなぁ、って。

私はボケの引き出しの一番上に米があるので、
それを使っただけなんですよね。
困ったら、大盛りご飯ってボケがちなだけ。

まあそんな偶然もあり、鬼バズしました。

さて、そんな私は一旦うごメモから離れるのですが、
その話を思い出すと、今でも腹が立つので、
この辺で終わりにしたいと思っております。

腹立つENDなんだ、と思って頂けると幸いです。

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