ネット長文!(仮)のプロット

note創作大賞に投稿するライト文芸のプロットなので、
noteにプロットあげちゃいます。
誤字脱字は本編で直すので大丈夫です。

《キャラクター設定》
竜胆瑞華(りんどう・みずか)
臼川高校に通う女子高生。
周りに合わせることが苦手で、
クラスでは若干浮いているし、まあまあ無視されている。
でもそんなことはあまり気にせず、自分らしく生きている。
口癖「じゃないの?」「ウッツァシ(うるさい、福島の方言)」

THE GUNS(ザ・ガンズ)
元・女性スパイだが、仕事の最中に殉職した。
ある日、ネット長文への未練により、思念体として復活し、
『ちょうどいい陰キャ』を探した結果、竜胆瑞華に憑りつくことにした。
ネット長文という、
ネット上で漫才の台本を書いて参加者で審査し合うコミュニティが好きで、
改めてそれに没頭したいと思っている。
昔のHN(ハンドルネーム)は『ふぬけピザ』で、
当時はチャットで屁ネタを言いまくっていた。女性スパイの反動らしい。
思念体になったことにより、
竜胆瑞華が書いたネタが面白ければ面白いほど、
そのネタを具現化・現実化できる能力を持っているが、
基本的に全てコントのような形になり、効果的には使いづらい。
(面白さの基準はガンズ基準)
口癖は「マジで!」「こんてぃーは」

巡礼(じゅんれい)
ガンズが時を経て復活した理由は、
殉職した時、亡骸を海に堕とされて、ずっと海底に沈んでいたが、
巡礼が亡骸を発見して、とある島に引き上げたから。
その時に思念体となって動くガンズを目撃していたが、
ものすごい速度で動いていったので、
とっさのことで話し掛けることができず。
巡礼はガンズに心酔している。
ガンズや巡礼が所属していた組織はもう無いにも等しい状態で、
最後の弔い合戦にガンズも参加させたいと思っている。
だが、ガンズは興味が無く(ネット長文に没頭したいので)
瑞華と協力して巡礼から逃げたり、能力を使って返り討ちにしたり。

《群像劇は柱を三本走らせると良いらしいので》
ネット長文、ガンズとは、瑞華のリアル。

《ざっくりとした構成》
01.瑞華とガンズの出会い。
02.ネット長文の説明。
03.ガンズはまずネット長文の結果を知りたい。
04.結果を知るため、当時の参加者にDM。
05.当時の管理人が運営しているカフェに突撃。
06.結果を知って、管理人を改めて勧誘。
07.ネット長文に復帰してもらうため、当時の参加者にDM。
08.オフ会。
09.同級生でやってくれる人を探す。
10.イジメられていた子を助ける。
11.巡礼と顔を合わせる。
12.巡礼から逃げる。
13.巡礼と闘い、返り討ちにする。
14.ネット長文サイトを立ち上げる。(短文サイト)
15.その間も巡礼がやって来て、闘う。
16.巡礼が負けを認めたので、ネット長文に誘う。
17.巡礼と一緒に住むことになる。
18.敵が攻め込んでくる。巡礼などを根絶やしにするため。
19.敵を返り討ちにして、ソイツもネット長文に誘う。
20.瑞華、ガンズ、巡礼、元敵の4人がサイトの常任審査員にする。
21.オフ会で、話を閉じる。

《2000字ごとの展開》
「誰にしようかな」
どこからともなく聞こえた声、周りを見渡すと誰もいない。
でも私には関係無いことだと思った。
瑞華の日常、学校で一人。
タイムマシーン3号のユーチューブとか観てる。
2000
 ↓
下校して家に帰る。一人暮らし。
両親は両者駆け落ちし、裕福な親戚に養ってもらっている。
瑞華は一人になるとハシャグほうなので、
音楽を聴いて踊っていると、ガンズが出現する。
4000
 ↓
ガンズからネット長文に未練があると言われる。
「囲碁とか映画脚本家であれよ! そんな文化知らんわ!」
ネット長文の説明。一応サイトを確認することに。
ガンズの「ジオシティーズはっ?」に
瑞華が「ちゃんと分かるように説明しろ!」
6000
 ↓
ネット長文が完全に過疎っていたことを知るガンズ。
ガンズの話で
「私の骨が島に流されて地上に到着したら復活したみたいなんだ」
「月日が経っていたということか!」「私は元女スパイだったんだ」
8000
 ↓
ガンズが「ネット長文を復興しよう!」と言うと、
瑞華が「じゃあ陽キャに憑りつけよ!」とツッコむと、
ガンズが
「陽キャ? リア充のこと? いやいや!
 ネット長文は鬱屈した学生時代を過ごしているヤツに限るだろ!」
「知らんわ! その定石!」
「でもその前にネット長文の結果を知りたい、死んだ前に投稿したヤツ!」
「どうすんの?」
「管理人に直接聞くしかないかな」
10000
 ↓
当時の管理人がSNSをやっていない。
瑞華
「いや変なHNを検索させるな。
 というか当時の参加者なら知ってるんじゃないの?」
「じゃあこの人たちを検索して」
「ずっと変なHN!」
12000
 ↓
一人、今も同じ名前でツイッターをやっている人を見つけて、
DMしようとするが、DMは解放していなかったので、
リプにガンズのHN”ふぬけピザ”を出して書き込む。
すると向こうは懐かしがっているような反応を見せてくれる。
一気にふぬけピザのアカウントにフォローがいっぱい付いて、
「みんな違うHNになっていたんだ」ということを知り、
ガンズは懐かしく思い、そのことをめちゃくちゃ瑞華に言う。
「いやHNと代表作のタイトルだけ羅列されても!」
14000
 ↓
ただ結果は覚えていない。自分の結果しか覚えていない。
ただそれも興味深そうに眺めているガンズに、
そんな未練あるなら、と思い、少し協力的になると、
『ふぬけピザさんも復活したし、オフ会しませんか?』となり、
ガンズはすぐさま「OK!」と言うが、瑞華は冷静に、
「いや十年前のメンバーに十六歳の私がいたらおかしくない?
 ガンズの姿ってみんなに見えるもんなの?」
「多分見せられると思う! 瑞華が見えているように!」
「でもどう説明するの?」
「まあネット長文やっている連中は
 みんな夢見てる状態だから大丈夫だよ」
「さすがに偏見だろ」
 不安を抱きながらも、オフ会に参加することに。
16000
 ↓
オフ会の待ち合わせに行くと、思った通り、
「ふぬけピザさん……」となる。
及び腰のメンバーに瑞華が説明をすると、
「そんなわけない」と口々に言われる。
さすがに街中でガンズを出すことはできないので、
カラオケの個室に行きたいが、
「オジサン五人に一人だけ女子高生はヤバ過ぎる」
と言われて、なかなか話が進まない。
公園の日陰のほうに行き、ガンズが出現すると、
「ふぬけピザさんって女性っ?」と皆驚く。
ふぬけピザしか知らない情報をぺらぺら喋り、納得してもらう。
18000
 ↓
個室のレストランへ行き、昔の話に花を咲かせる。
そんな時、
一人の男性が自分のコントの詳細(マジック)を喋り出した時、
瑞華の被っていた帽子から鳩が出てきて、全員固まる。
その鳩がメンバーのレタスだけどんどん食べていき、
大きくなったところで、
そのコントの話のように鳩が「もっと無茶できます」と言う。
コントと同じことが起きたと驚いていると、ガンズが、
「何かアタシ、変な能力使えるかも」と言って、
どうやらガンズが発動していたらしい。
20000
 ↓
ネット長文のネタのような状況を具現化・現実化する能力に、
メンバー全員面白がり、それぞれコントの話をし始めると、
それぞれのコントが発動できて、盛り上がる。
格闘ゲームの主人公で、
主人公なのにめちゃくちゃ邪道なキャラのネタなど。
(波動拳のポーズを一瞬してから光線銃を出現させて撃つなど)
それを見ていた(使っていた)瑞華は
「この能力を応用したら、人生楽勝になるのでは?」と思い始める。
ネット長文自体には興味が無かったけども
(ガンズには興味があったけども)
もし自分がネタを書いて、
そのネタがいつでも発動できるみたいになったら。
利用価値はあるなと思う。
そのくらいのタイミングで、ネット長文サイトの管理人をしていた人が今、
カフェを経営しているという話を聞き、
そのカフェへ突撃することになった。
ただ今日は定休日なので、一人で行くことに。
22000
 ↓
カフェに行き、ネット長文の話を出すが、
当然「ふぬけピザさんが女子高生のはずないだろ」となる、が、
昼休憩の時にガンズを出すと
「ふぬけピザさんが女性のはずないだろ!」となる。
一緒のリアクションだなと思いつつ、説明をして、信じてもらう。
「当時のデータ、パソコンに残っているから、じゃあ持ってきてあげるよ」
と言って一旦退室する。
24000
 ↓
ガンズから
「暇な時間に短文でもいいから長文ネタを書いてみないか?」と言われる。
それならと思って、宝くじを拾って一億を当たるネタを書いて、
「じゃあガンズ! 発動して!」と言うと、全然ガンズが乗っていない。
「何か面白くないから乗らない」「そんなんどうでもいいだろ!」
「一応発動してみるわ」と言うと、
カフェの入り口の隙間から宝くじが風に吹かれて入ってきた。
それを拾おうとすると、足が滑って転ぶ。
なんとか宝くじを拾うが、
何か宝くじが妙に濡れていて気持ち悪い、と思いながら、
頭を上げると、机に頭をぶつけてしまう。宝くじを見ると、二年前のヤツ。
「コントっぽいけども全然内容が違う!」
「それはきっと瑞華のネタが面白くないからだよ」
「意味無いじゃん!」「面白くなればいいんじゃないかな、多分」
26000
 ↓
パソコンを持ってきてくれた店主と共に一緒にデータを見ると、
ギリギリ最低得点を回避したくらいの点数で、
ガンズが「うわぁぁあああああああああ!」と叫んで、卒倒する。
それを見ていた店主が
「そんなテンションで結果発表ページ見ていたんだ」と言って、
「これを生で見ると、何かやっていて良かったなって感じがする。
 ありがとう、ふぬけピザさん。生の反応見せてくれて」
瑞華が「今だったら同時配信とかできますね」と言うと、
「そんな暇は今無いかな、でもやりたくはなったよ」と言ったところで、
ガンズが「じゃあ一緒にネット長文盛り上げましょう!」と言い、
「考えておきますし、ツイッターのアカウントもフォローしておきますよ」と。
28000
 ↓
瑞華は心の中でずっと『宝くじ……』と考えていた。
同時にちゃんと面白いネタを書かないとダメなのは分かった。
誰基準? とも思ったけども、多分ガンズ基準なんだろうなぁ、と。
一応ガンズへ(不純な動機だけども)ネット長文やるということを言うと、
ガンズはすごく喜んでくれて、まあガンズも喜んでいるし、と思う。
30000
 ↓
結局ネット長文は大勢が投稿して、大勢が審査するから楽しいと言われて、
同級生でやってくれる人を探すことに。
「じゃあなおさら陽キャを選べよ!」
「過疎ってるとは思わなかったんだよ!」
ずっと一人でユーチューブ見ていて気付かなかったけども、
どうやら自分のようにハブられている子がいることに気付く。
「ネット長文はセッサタクマさんしたほうが伸びる」と言われて、
まあ仲間もいたほうがいいかと思い、
その子が昼休み一人になったところで、
思い切って話し掛けると、普通に無視される。
32000
 ↓
まあそうだようなぁ、と思っていると、自分の手からトランプが出てきた。
トランプがどんどん出てきて、何だと思った時に、
ガンズがマジックを発動したんだと分かり、それに乗っかって、
トランプの山から鳩を出現させて、
その鳩にトランプを食べさせていき、鳩が一言。
「もっと無茶できます」にその子が笑ってしまう。
その子は「何それ」と言うと、
「こういう面白いこと好きなんだけども一緒にやらない?
 いやマジックではないんだけども」
「マジックじゃないんだ」
「お笑いのネタを書こうという団体をやっている」と、
よく分からない言い方をしてしまったが、
「瑞華さんが面白いからやってみる」と言って仲良くなる。
それと同時に瑞華は『コントって溜めていられるの?』と思い、
さらに
『じゃあコイツが面白い宝くじネタ書いたらそれも使えるということ?』と。
34000
 ↓
一緒に会話していると、スクールカースト上位ですヅラしたヤツが、
遠目から自分とその子の悪口を言い始めて、その子は俯いてしまう、が、
瑞華はそういうのに全然イケるほうなので、
ガンズへ小さな声で「格闘ゲームのネタ、発動しろ」と言って、対峙。
まず邪道拳の光線銃で頬掠めてやると思っていると、手から鳩が出てきた。
「「「「えっ?」」」」
とその場にいた全員が言うと、鳩が教室内を羽ばたき始めて、
羽ばたく度に紙吹雪を降らせる。
ポカンとしていると、その紙吹雪を自分で食べて、
どんどん大きくなった鳩が一言。
「もっと無茶できます」
それに対して瑞華が「じゃあもっとやってやれ!」と言うと、
鳩が二,三歩歩いてから「もう限界です」と言って消えて行った。
それがめちゃくちゃウケて、喧嘩っぽい雰囲気が無くなったところで、
瑞華が「私に逆らうとこうなるからな!」と言い放つと、それもウケた。
それ以降、瑞華やその子の悪口を言うことは止めて、
他のクラスメイトたちも話し掛けてくるようになった。
36000
 ↓
しかしネット長文をやってくれるわけではなくて、
ただ”瑞華が面白い”ということになっている。
「勧誘激ムズ! というかガンズ!
 格闘ゲームにしろって言ったんじゃん! 結果オーライだけども!」
「いや格闘ゲームのネタはあの瞬間面白かったけども、
 やっぱり私はあの人のマジックネタが好きなんだ」
どうやらガンズに響いたネタほど長く使えるらしい。
そして現状使えるのはマジックネタと、
瑞華の宝くじネタだけ(おもんなさ過ぎて覚えちゃったパターン)。
とにかく自分が面白い宝くじネタを作らないといけない、ということで、
ネット長文をいっぱい作っては、ガンズに見せるようになる。
38000
 ↓
ある日、下校している途中に巡礼が瑞華の前に現れ、
「ガンズさんを出してください」と言われた直後にガンズが顔を出して、
「おぉ! 巡礼!」となる。
とりあえず家に戻って、現状の説明を受ける。
40000
 ↓
ネット長文をやりたいガンズは弔い合戦の話を断ると、
「ガンズさんはそんな腑抜けではなかった!」と叫び、
巡礼が拳銃を取り出す。
「憑りつかれたアンタが死ねばガンズさんは貴方から離れられるはず!」
家の中でぶっ放されたらと思って、
外に逃げ出すと当然追いかけて来て、一発放ってくる。
それが頬を掠めて、マジでヤバイと思い、すぐさまマジックを発動。
手から鳩を出して、鳩のミラクルに任そうと思っていると、
自分の手のひらから鳩の声で「もう限界です」という声が聞こえてくる。
「いや全然使えねぇな!」
すると、自分の目の前に宝くじがスッと出現する。
すぐさま瑞華は理解して、それを拾おうとすると、
滑って転んで、巡礼の銃をかわせる。
立ち上がろうとしたところでまた宝くじが出現して、
それを拾おうとするとまた転んでかわせる。
そうだ、宝くじの時、転んだり頭をぶつけたりするけども、
大きなケガをすることは無かった、
だからきっとこれを使用していれば喜劇の範囲で済むんだ、と分かる。
42000
 ↓
とにかく人が多いところへ移動しようと思って、学校のほうへ行く。
目の前に宝くじが出現したらすぐさま拾う動作をして、
どんどん巡礼の攻撃をかわしていく。
さらには妙にぬるぬるの宝くじに滑って、巡礼が転んでいる時もあり、
その時は走って学校へ向かって、また宝くじが出たら拾って転んで。
校内に逃げ込めば大丈夫だと思うと、
拳銃を鳴らしながら巡礼が入ってきて。
せっかく助けを呼んでほしかったのに、みんな避難してしまう、
とは言え、
助けは呼んでくれているだろうと思いつつ、とある教室で改めて対峙する。
自分はまあ転ぶけどもたいして痛くはなくて余裕、
対する巡礼は転んだ時にケガをしていて、満身創痍といった感じ。
瑞華はあえて余裕そうに(そっちのほうが諦めてくれると思って)
「私には勝てない、だからガンズも諦めて」と言ったところで、
また宝くじが出現したので、拾うと今度は滑って転ばない。
じゃあ、と頭を上げると、何かにぶつかった。
どうやら巡礼が距離を詰めてきていて、
ちょうど巡礼のアゴと瑞華の頭がぶつかったらしい。
巡礼はその場にノックアウトして倒れた。
44000
 ↓
パトカーのサイレンが外から聞こえ始めたところで、
ガンズが「鳩!」と言うと、
鳩が出現して、その鳩が巡礼のことを食べ、そして鳩ごと消えてしまう。
やって来た警察にしどろもどろになりながらも説明して、
一日警察署内で話をして、次の日、家へ戻してもらう。
自宅に帰って来たところで鳩がまた出現し、口から巡礼を吐く。
「えっ、ちょっと」と思っていると、巡礼が起き上がり、負けを認める。
ガンズが巡礼をネット長文に誘うと「やります」と言う。
46000
 ↓
ネット長文サイト(短文)を立ち上げることに。
とにかく面白いネタが投稿されて、かつ、それが使えるヤツなら、
能力のストックになるということで。
また瑞華の中ではいつかテーマ設定回をやって、
『宝くじ当たったネタ』縛りで大会を開こうと思っている。
48000
 ↓
巡礼はこのまま瑞華の家に住むことに。
巡礼に能力のこと、また宝くじのことを言うと、
「能力は分かりましたが、宝くじなんてことには乗れません」と言う。
(ガンズも宝くじの話に乗る気は無い、自分の好きなネタを書きたいから)
ただ瑞華も食い下がり、
「住まわせてやっているんだから、
 何か有益なことが起きるようなネタを書け!」
と言うと「まあ食はワタクシも好きなので、上手く書けたら」と。
瑞華は普通に食も悪くないなぁ、と思う。
50000
 ↓
ネット長文サイトには相変わらず投稿が来ないので、
何か手を打たなければならないとは思う。
考えた結果、方法は二つ。
横の繋がりを増やすか、縦関係になって自分のファンを増やすか。
まずはクラスメイトに、ネット長文の面白さを改めて伝えることに。
ただ口で言っても「自分でネタを作るなんて無理だよ」といった感じ。
簡単にネタを書く方法が無いか、瑞華・ガンズ・巡礼で考える。
結果、みんなでネタを作る方法を思いつく。
52000
 ↓
ちょうどチームになって、自由課題でレポートを提出する授業があって、
その時に瑞華のチームは『みんなでお笑いのネタを作る』を提案する。
一つ目は逆道徳の授業。
道徳の教科書から話を選んで、やっちゃいけない行動を考えて、
それを一つの漫才にする方法。
二つ目は学校あるあるを作って、それを形にする方法。
三つ目は自分たちの思い思いの偏見を言い合って、
そこから話を広げていく方法。
どれも『ネタを書く』という思考ではなくて、
『決まったテーマで思考する』という発想に変換する案。
一つ目の案を使って、みんないろんなやっちゃいけない行動を考えて、
それを一本のネタにしてみると、
何人か「こういう考え方なら作れそう」と言ってくれて、
ネット長文を作る仲間ができる。
54000
 ↓
幕間の瑞華・巡礼・ガンズがネタを作る回。
そこでガンズが自分で作った『寿司屋』のネタを大層気に入る。
そこから変な寿司をたくさん出現させて、三人で食べる。
56000
 ↓
ネット長文サイトがついに第一回発表になり、生配信を行なうことに。
同時試聴してくれる人とも
ディスコードで繋がって、生のリアクションをお届けする。
大変だったけども、周りの反応もあって、楽しくできた。
また高校生と社会人が一緒になって楽しんでいて、
不思議な空間だとも思った。
これが場を提供するということか、と感慨深い気持ちになる。
58000
 ↓
また宝くじネタを書いていたある日、
何か物音が聞こえて、すぐさま巡礼が戦闘態勢に入る。
巡礼は「堅気じゃありませんね」と言う。
拳銃を構えて、ドアの陰に潜む巡礼。
巡礼が潜んでいた壁ごと破壊して一人のゴリマッチョの敵が入ってきた。
すぐさまガンズが寿司を発動すると、部屋中にワサビの香りが充満し、
ゴリマッチョの敵も瑞華も苦しみだす。
瑞華はくしゃみをすると、
食べても無いのに口から大量のシャリを放ち、敵にヒット。
敵は苦しんで前かがみになったところで、
何故か敵の上から大きなマグロの切り身が降って来て、
ベロンと寿司のような形になる。
その重みでそのまま跪いて、土下座のような恰好になる敵へ、
さらにマジックを発動して、鳩が出現する。
鳩がゴリマッチョの敵の顔についたシャリを啄んでいく。
啄む度に痛がるゴリマッチョの敵はずっとネタの重さで動けない。
鳩がどんどん大きくなり、一言。
「もっと無茶できます」
鳩がゴリマッチョの敵に、オニドリル並のドリルくちばしをして、絶叫。
60000
 ↓
負けを認めた、ゴリマッチョの敵は「いっそのこと殺せ!」と言うと、
ガンズが「ダメだ、ネット長文をしろ」と言って、ネット長文の説明。
どうやら巡礼やガンズを根絶やしにしたかったらしいが、
もうその必要は無いと分かり、
「分かった、ネット長文とやらをする」と言って大団円。
倒れていた巡礼にはまた寿司の能力で、
イクラを口に詰め込んで復活させた。
62000
 ↓
瑞華、ガンズ、巡礼、元敵の四人が瑞華のサイトの常任審査員にして、
ネット長文サイトが円滑に回るようになる。
やる人も徐々に増えていき、
そのタイミングで瑞華が『宝くじ―1GP』を開催する。
ネタがたくさん送られてきた中に、
ガンズが元々好きな人がネタを送ってきて、
その人が書いた
”宝くじを拾って三億円当てたと思ったら、実は一億円で、
 と思ったら一千万円で、と思ったら百万円で、と思ったら十万円で、
 それはそれで嬉しいけども、な、何かね”
というようなネタを大層気に入る。
瑞華は十万円か、と思うけども、何度も使えばいいだけでは? と思い、
『宝くじ―1GP』が終わったところで、
その能力を発動してもらうことに。
64000
 ↓
ガンズは
「まあ今まで頑張ってくれたお礼だしな」と言って発動してくれる。
そのネタはどんどん妥協していくという
主人公一人が思考していくピンネタ。
どういう形になるのかなと思っていると、家の中では何も起きない。
外に出ると、風に吹かれて宝くじが目の前に降り立つ。
拾おうとすると、何故か勝手にマジックの鳩が出てきて、
「もっと無茶できます」と瑞華に対して言うと、
その宝くじをくわえて、飛んでいく。
瑞華もガンズもビックリして、すぐさまガンズが寿司を発動すると、
鳩の頭上からマグロの切り身が落ちてくるが、それに耐えて、
「もっと無茶できます」と言いながら、飛ぶ、
でも低空飛行にはなったので、
そのまま追いかけると、目の前に宝くじが。
あれ、鳩落としたのかなと思いながら拾おうとすると、滑って転び、
その宝くじに手が付くと、妙なぬるぬるで、
「ガンズ! 違う宝くじ発動してる!」とガンズへ瑞華が言うと、
「いやそんなつもりはない! 本当に!」とガンズが言うが、
笑ってはいる。
「事象に! 事象に笑ってるだけで能力は使ってない!」と。
さっきから何で能力が勝手に発動されているんだと思いながらも、
鳩はまだくわているので、追いかける。
66000
 ↓
すれ違いざまに、入れ歯のおばあさんからシャリと入れ歯を飛ばれたり、
道端の花が急にステッキになって、スカートがめくれそうになったりと、
ずっと能力が混在している状態になりつつも、鳩を追いかける。
ついに鳩が疲れて、着地して「もう限界です」と。
宝くじをゲットしたところでガンズが「一生分笑ったぁー!」と言う。
「何これ全然妥協じゃない!」
と言ったところでガンズの声が聞こえなくなる。
笑い疲れて寝たのかなと思いつつ、
家へ戻ると、巡礼がすぐさま近付いてきて、
「ガンズさんの気配が消えています!」と言う。
どういうことだと思い、とりあえず今あったことを全て巡礼に話すと、
「もしかすると満足して成仏したのかもしれませんね、
 ネット長文のようなことが目の前で起きて笑ったから」

「そもそもネット長文の復興もできて満足した可能性がありますね」
とか巡礼が言ったのちに、
「ワタクシ、このままここに住んでもいいですかね」と言ったので、
瑞華は
「まだガンズがいなくなったわけじゃないんだからいてよ! 寂しいし!」と。
68000
 ↓
でもガンズの気配がしないことは自分も分かっていて。
宝くじは十万円当たっていて、巡礼に換金してもらった。
『十万円のために私はガンズを失ったの?』と思っていながら、
腑抜けた生活を送り、ちょっとネット長文サイトの更新も滞ってしまう。
すると巡礼が「代わりにワタクシが更新しますね」と。
瑞華が巡礼へ「何でそんな元気なの?」と言うと、
「だってネット長文サイトをやっていれば
 また戻ってくるかもしれないじゃないですか」と巡礼が言う。
もう一度ガンズに逢いたいと思った瑞華は、
またネット長文に力を入れる。
70000
 ↓
現在、ネット長文サイトに参加している人は大体、
ガンズの存在を知っていたので、ガンズのことをみんなにDMすると、
「じゃあ俺たちがオフ会で集まって召喚するしかないでしょ」
みたいなバカな話になって、
本当にネット長文やっている人たちはバカだね、と思いつつも、
オフ会を開催することに。
72000
 ↓
場所はあの人のカフェ。
みんなパソコンやポメラ、スマホを持って集合。
挨拶や会話はそこそこに、そこでワンテーマでネタを書くことに。
74000
 ↓
誰かが屁をこいて、犯人捜しをし始める。
瑞華が
『高校生と社会人が入り混じって、屁の犯人捜ししてる……』となっていると、
「屁なら任せろ!」とガンズの声が。
確かに成仏しかけて、天国から眺めていたのだが、
屁ネタが好きなガンズは、
この場にアタシがいないなんてと思って、舞い戻って来た。
するとすぐさま「ふぬけピザもさっさとネタ書けよ!」となって、
瑞華はネタ書きが終わっていたので、体を貸してネタを書き始めた。
76000
 ↓
全員で合評をして、一位を決めてオフ会はお開きになる、ところで、
瑞華が「ガンズは天国に戻ってしまうの?」と聞くと、
「いや実はさ、瑞華に迷惑掛けたからさ、
 このまま最高な気持ちのままで消えようと思ったら、
 まさか瑞華がアタシを戻すためにオフ会をするなんてさ。
 瑞華の気持ち、全然分かっていなかったよ、アタシはずっといる」
「そうしてよ!
 誰のためのネット長文だよ! ガンズのためじゃないの?」
するとその場にいた全員が、
「俺(僕)(私)のためだよ!」と言って笑い合う。
78000
 ↓
家に戻ってからガンズが、
「そうそう、天国から現世に戻るには何か失わないといけなくてさ、
 アタシ、能力を失っちゃったんだ、ネタの具現化するヤツ」
「別にいいよ、それくらい。だって私はガンズと一緒にいたいんだから」
で終わり。
80000

《最初に書いた、雑な粗筋》
ネット長文の小説。
ネット長文に未練のある人間に取り憑かれた人が主人公。
「囲碁とか映画脚本家であれよ! そんな文化知らんわ!」
一応調べてみると、なんとおもっくそ過疎っていた!
「じゃあ人を集めることもしないとね!」
ネタを現実化する能力を使って、人を集める。
面白いネタにほど反応して(ソイツが覚醒して)精度の高い能力が使える。
ソイツは元スパイで、仕事で命を落としたが、未練があって復活した。
昔いた人に接触して、また参加してもらうくだり。「結果どうだった?」
ソイツの味方だった人間が
ソイツの具現化された姿を見て、チームに戻ってもらおうとする。
主人公はソイツの能力があれば、いろんなことができるのではと思って、
利用したいと思っているうちにネット長文が好きになってくる。
時間差で復活した理由は殺された後、海に落とされていた。
その後、骨が波に流されて島に辿り着いたところで自分が誕生した、と、
思っていたが、それも組織の人間が発見し、島に骨を揚げたところで、で、
その時に思念体としてのソイツが目撃されていたから、
具現化された姿を見た時にすぐ判断できた。
主人公はクラスメイトから無視されている女子。
「でも自分の生きたいように生きるし」
ネット長文、女スパイの過去と清算、女子のリアルの三本柱。
チームは厳密にはもう組織として残っていなくて、
弔い合戦のみ、みたいな感じ。
「そんなことよりネット長文やろうぜ」
ソイツに心酔していた女性はふざけていた一面を理解できない。
ただ何度もふざけたバトルをすることにより、
もうどうでも良くなってくる。
そんな中、組織の根絶を狙う魔の手が忍び寄るが、
能力で圧倒し、逆に弔い合戦できてしまう。
が、魔の手もネット長文に勧誘し、
「俺の負けだ、オマエらに従う」と言って、
めっちゃネット長文の指導をすることに。最後はネット長文の復興へ。

《続編案》
どっかの組織の残党がまた襲い掛かってきた時に、
天国の天使がガンズの能力を戻して、またそれで返り討ちにしたり、
悪の組織を完全に壊滅させようとする。
また同時進行としてネット長文のプロを目指すなど。
瑞華に恋愛要素足したり。
ネット長文、ガンズとは、瑞華のリアルの三本は変えずいきたいですね。

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