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言語化する前に考えたいこと

先日こんな放送を聞きました。

このなかで、

会議や打ち合わせの場で、「それってつまり、こういうことだよね?」と言語化がうますぎる人が一人いると、なんとなくそれが、その場の答えのような空気になり、多様な意見が出にくくなる。

しかし、みんなが本来求めていることは、会議の場を醸成させること。発酵していくような瞬間を求めて、その場に集まっている。

何かを言語化しようとするとき、その事実を認識して、口に出す前にちゃんと立ち止まる。

ジブリの鈴木敏夫さんは、「自分では言わない、相手に言わせる。」ことを大切にしているそうです。
今この場において、どんな言葉を放り込むと、より面白くなっていくか

「これを言ってしまいたい」という感情は、自己顕示欲のようなもの。そんなちっぽけなプライドは、なるべく早めに捨て去った方がいい。

一番の目的は、お互いに分かり合えること。

下の2人なら、どちらと一緒にいたいか?

①ズバズバ自分の思いを言語化してくる人
②自分のモヤモヤ感情の言語化を手伝ってくれる人
(ちょっとこの二項対立は極端かなと思いましたが)

分かり切っていることの因果関係の「因」になろうとしない。
「因」の一つになれればいいな。くらいに考えておく。

めちゃくちゃ心に刺さり何度も聞きました。
気になる方はぜひ✨


私は今、批判的思考やロジカルシンキング、どちらかというと言語化を強化しようとしているところですが、結局それらを振りかざして論破し、相手を萎縮させ、対話が成立しなくなったら、もうそれは敗北なんだろうなと思いました。

これからどんどん歳を取って立場も変化し、もしかしたら何もせずとも相手に威圧感を与える存在になってしまうかもしれません。

いつまでも若い気持ちのまま、無邪気に自分の思いを言語化するばかりじゃなく、その場が醸成していくようなアシストをする、相手の気持ちを言語化できるよう助ける、そんな視点も持ち合わせていたいなと思いました。

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