プロ奢ラレヤーさんのインドへの言説をインド滞在経験者(10年くらい)に聞くと、嘘ではないけどちょっと・・

たとえばインド人は平気でウソつくし、適当だし、全然時間も約束も守らないけど、僕がすげえ好きなのは「自分も迷惑をかけて生きているから、人の迷惑も絶対に許す」ところです。迷惑をかけないのは不可能。だからお互いに迷惑をかける。かけられる。お互いさま。

最近インド人はお互いに迷惑をかけても許し合うという話がネットでバズってるのでインドに慣れ親しんで今でもITでインド人にオフショア開発頼んでる人に聞いた。

この迷惑をかけていいっていうのは嘘ではない。嘘ではないが迷惑の定義が日本人と完全に異なる。

これなら分かると言っていた。

「自分は平気でウソつくし、適当だし、全然時間も約束も守らないで生きているから、他人が平気でウソついて、適当だし、全然時間も約束も守らないけども黙認する」

そして詐欺や騙された被害者に死ぬほど冷たい。スキを見せたやつが悪い。

日本人が考えるお互いに水こぼしてもわざとじゃないし迷惑かけてお互い様、子供が泣くのはお互い様というレベルではない。

納期を破ってもお前も破ればいいだろ?という話だ。

貴重品を置いてたら盗まれた。日本人は盗んだやつが悪いという意見がままあるが、インドでそれは通じない。盗まれたやつがバカ。

俺が勤めてた商社でもインド人と合弁会社を作った。
適当な日本企業だから現地人を信用したらしく、ヒンズー語も英語も堪能じゃない現法社長を置いて、実務はインド人に任せた。
当然のようにいい取引先はインド人の自分の会社がとって怪しい会社、転けそうな会社ばかりと現法は付き合う羽目になった。

平気で嘘をつかず、真面目に、時間も約束も守る日本人が勝てるわけがない。

平気で嘘をついて、金の支払いも物流も適当にして、納期も入金も守らないインド企業を見習うべきだが、みんなそうしたらどうなるか。

信用が枯渇して社会全体が非効率になる。みんな前払い前納品要求し合う。

お互いに許し合うインドを見習おうというのはちょっと理解できない。

あれは自分がかけた迷惑を俺以外の他人に付け回せよと言う話だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?