4月18日「謎! 謎?」
「The Room 4: Old Sins」の日誌、残りの部分についても読むことができました。
※後半部分の英訳はネタバレ要素が強いのでここには書かないことにしました。
英訳……とはいえ英訳のほとんどは今回はDeepLがやってくれましたので、
私は再プレイして日誌部分のスクショを取り、DeepLに食べさせる、というのを黙々とこなすだけでした。
日誌は、「進行につれ真相があきらかになる」という構成上、やはり思わせぶりだったり叙述トリックになっている部分が多く、「そうだったのか……」とならない非ネイティブにとっては、わずかな単語の解釈のちがいでまったく別のことを言ってるのではないかと心配ですが、
なんとか何が起こっていたのか、理解できた気がします。
あやしい研究にのめり込む夫、祖父から負債と一緒に邸宅を相続した妻、の夫婦がどうなったか、も興味深いのですがネタバレになるので割愛するとして、
わけのわからない力の源として定義されてる「ヌル」についての記述が興味深かったです。
たびたび「それは燃えている」「エサを与える」という記述があります。どうも「ヌル」はすごい力を発揮するんですけど無尽蔵にエネルギーが湧いて出るわけではなく、何かを代償として消費しているようなんです。
1から3までの作品でも「人間をおとりにする」というような記述はあったので、人間の生体エネルギーを消費してるんだろうか、みたいな考察はできたのですが、
「ヌルにドールハウスを与える」「その間に逃れる」という記述から、人間じゃなくっても、謎や迷路みたいなものを与えるとそれに夢中になるっぽいことがわかりました。
「ヌルが満足するからややこしい謎を作ってる」
あるいは「ヌルが人間の精神エネルギーを使ってややこしい謎を作ってる」?
「バイオハザード」で誰もが疑問におもったこと、
「この警察署の仕掛けは最高に面白いけど、こんな警察署だったらみんな仕事するの大変じゃないの? なんでこんなの作ったの?」
の答えとして「The Room」の作者さんが用意したのが、
「謎を好むエネルギー体がいるので仕方なく作った、あるいはエネルギー体が作らせた」
なのではないかと思います。
今までのシリーズで「君なら解けるよ」とか言って謎だらけの箱を用意したり、「牢獄から出られるならやってみろ」とわざわざヒントを置いたりしていた理由がちょっとわかった気がします。
箱の謎を解いたとたん別世界に飛ばされたりしてたあれは、ややこしい謎を解いたエネルギーを使って、別世界に飛んだりできてたんですね。
「謎を食べる」「情報を食べる」というと、「魔人探偵脳噛ネウロ」を思い出します。
それか「ダンジョン飯」の「悪魔」でしょうか? こいつらも人間に力を授けてダンジョン、迷宮を作らせているので類似点があるような気がします。
フィクションを成立させるための上位存在、というのが共通点にある気がしますね。
他にもこういうのを探したら面白そうだと思いました。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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