シン・俳句レッスン95
今日は梅だな。梅の季語は多いから作りやすいかもしれない。
今日は草田男が目標。白梅に対抗して紅梅。
NHK俳句
今日はあまり面白くなかったな。テリー伊藤も好きじゃないし。投稿の課題でもこなすか。
「しゃぼんだま」は出した。「クローバー」だな。けっこう難しくないか?季語なのか。
「しろつめくさ」だな。
文芸選評(俳句)
まず「公魚(わかさぎ)」が意味を調べないと読めない。そこで俳句脳になっていないと駄目なんだ。ちゃんと季語を調べる。
そして選者の俳句観も知る必要があるだろう。
これだけではあまり良くわからないかもしれないが伝統俳句の人だというのはわかる。だから「公魚(わかさぎ)」なんて難しい兼題なのかと思う。考えてみれば選者というのは大変で詰まらない句も数多く読まねばならないのだ。そこに俳句観が違う者の駄句なんて入っているのだから、それに突合されているのも大変なのである。以前短歌の選者で馬場あきこの映画を観たときに全部読むのはかったるいから結語の七音が引っかかるかどうかと発言していた。そんなもんである。残りの24音は最初の判断では不要なのだ。そこに上手さが出てくるというのがあるのだろうけど。
「公魚(わかさぎ)」という季語で地方によって呼び方や漢字が違うという発見。まずそこに注意がいくそうである。そして写生となると経験者が有利であるのだが、TVの映像でもOKであるようだった。そこに何を詠み込むかが大切で、公魚という小さな魚の生命力と人間に食べられてしまうということを強調していた。そして例えば今回の地震が起きた地方なんかの句だとそこに臨場感が出るのだと思う。小さな生命力が精一杯生きようとする春の姿としての公魚。今回はそんな句が選ばれた。ただビールのつまみにスーパーで買ってくる惣菜の公魚では駄目なのである。
オヤジの気持ちを句にした。
孤独の俳句
金子兜太・又吉直樹『孤独の俳句 「山頭火と放哉」名句110選』。今日は尾崎放哉。
廃庭は苔むしているような感じか。それとも枯草だらけのところに鮮やかなとかげの色か。色とかげは何ていうんだろう。虹色とかげというのか。
「虹色トロツキー」という漫画があった。
こういう句がよくできるな。爪は確かに寂しがり屋かもしれない。
なんとなく淋しさを詠んでみた。
一本のあとにか行で通しているのがいいのかな。「からかさ」という言い方は、「唐かさ」ということで柄の付いた傘だという。高級そうだ。
又吉の句で似たようながあった気がした。
放哉は脚フェチかもしれないな。正しくは足裏フェチか?
これは愛し合っているのかな?放哉がと思ってしまう。又吉は幻想だと言うが、けっこうリアリティがあると思う。蚊の存在が、汗とか好きそうだし。
足裏フェチ俳句。眠い。
無邪気な放哉なのかな。それまで光っていたと又吉の説。ウルトラマンのカラータイマーみたいな感じで事切れたのか?
現代俳句の海図
小川軽舟『現代俳句の海図 昭和三十年世代俳人たちの行方』から「三村純也」。写真を見るかぎり慶応ボーイという感じの俳人だった。
著者も面白いと思う人は面白いがつまらんと思うひとにはとことんつまらない俳人だと言っている。「とことん」は余計だった。まあなんていうか通ぶるというか、そんな俳人のイメージだった。
タイトルの『常行』は平常心で自分の気に入った俳句を読んでいこうという態度だが、それは虚子の言う花鳥風月(自然詠)ということなのだ。
そういう格調が高い句にどうしよもない駄句が混じっているという。
月並みと知りつつあえてそれを出すという大胆さなのか?この場合、虚子忌という人物詠であり、それは花鳥風月と同じ風景に成っているという。
三村純也が好きになれるかは次の句が分かれ目だという。
「神農の虎」というのが一月の神農祭で薬の神を祀る祭りだということだっった。季語に寄りかかりすぎというか、季語で生まれた句なんだろうな。単なる取り合わせとして面白いだろうと言うのが透けて見える。
この句は好きだ。神社に柘榴があるかどうかは疑問だが、阿吽の呼吸みたいな柘榴の感じが読んですぐにわかる。
飯田龍太が褒めたという句。親不知海岸とかあった気がしたな。そんな情景。
『天の川銀河発電所』(小津夜景)
小津夜景の批評を読むと全てがそろってしまった人が来てしまったダンスホールのようだというので、納得してしまった。知識、育ち、才能、そういうものが揃って俳句なんてやらんで作家としてエッセイでも書いていろという人が俳句会場を荒らしまくっている感じか。確かに小津夜景の俳句は一般受けもいいし、スマートでもあるし、出来る人なのだ。でも、そういう俳句は求めたくない。ダンス教室でスターを目指す人がラップ会場で何を叫ぼうというのか?確かにヒップホップだけど、何か違う、そんな気持ちである。
このぐらいでお腹いっぱい。
今日もあまりやる気がなかった。
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