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二十代でこういう音楽を聴くべきだった

Joni Mitchell『Song to a Seagull』(1968年)

ジョニ・ミッチェルのデビュー・アルバム。これを二十代で聞いていたら人生変わっていたかもしれないな。浅川マキの『かもめ』じゃ駄目なんだ。今でもボードレールの「信天翁」を読んでいる人生。キャンパスでこういう歌を彼女と歌いたかった。天使の声。

日本だと誰になるのだろうかと考えた。とっさにユーミンが浮かんだけど、体制側だよな。「『いちご白書』をもう一度」は「サークル・ワルツ」を皮肉った歌になっているし。赤い鳥とか5つの赤い風船の路線で、もっとポップな感じだけど、なかなかいない。中島みゆきだと情念が強すぎる。やっぱユーミンなのだろうか?

都会的でソーホー的な自由さ。まあ、この時代ならではのアメリカ・カントリー・フォークなんだが、ポップな要素もある。日本だとこの手の音楽はニューミュージックになるんだろうが、ジョニ・ミッチェルのようなミュージシャンは見当たらない。

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