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女性だけのヒロイン戦隊もの?お色気は少なめ!

『355』(イギリス/2022)監督サイモン・キンバーグ 出演ジェシカ・チャスティン/ペネロペ・クルス/ファン・ビンビン/ダイアン・クルーガー/ルピタ・ニョンゴ/エドガー・ラミレス

解説/あらすじ
格闘技のスキルが高いCIAのメイス、過去にトラウマを抱えるBND/ドイツ連邦情報局のマリー、最先端のコンピューター・スペシャリストでMI6のハディージャ、コロンビアの諜報組織に所属の優秀な心理学者グラシー、中国政府で働くリン・ミーシェン。秘密兵器を求め各国から5人のエージェントが集結、ライバル同士からチームとなりコードネーム「355」を結成する。それぞれの才能を駆使して、世界をカオスに陥れるテクノロジーデバイスを利用しようとする国際テロ組織に立ち向かっていく。果たして第3次世界大戦を阻止することはできるのか―。※”355”:18世紀アメリカの独立戦争時代に実在した女性スパイのコードネーム

ジェシカ・チャスティン主演のヒロイン・アクション映画。けっこうこの手の映画は好きなんだが、今回のお目当てはダイアン・クルーガーでした。『女は二度決断する』するのハードボイルドの匂い。まあ、ダイアン・クルーガーは期待を裏切らず、むしろジェシカ・チャスティンより良かった。



ジェシカ・チャスティンは、アクション・スターとして一流だとは思うが、彼女の映画ならば『女神の見えざる手』のような社会派サスペンス映画の方が好きだ。

アクション映画としては、女性だけのユニットというと『チャーリー・エンジェル』や日本のTVドラマ『プレイ・ガール』を思い出すがお色気シーンよりはアクションで魅せている。

アクション映画なので、細かい設定はツッコミどころ満載という感想を読んで分かっていたのだが、突っ込まなきゃいられない。中国政府は危険な破壊デバイスを手にしたのに、なんですぐ壊さなかったんだ!世界の破壊を望んでいたのか?中国の間抜けぶりを描いていた。それに前半は4人だけの活躍で後になって付け加えたような中国スパイの登場。

「355」とはアメリカ独立戦争に活躍した女性スパイのコードネームで名前は明らかにされなかった。それを始めにバッシと謳ったほうが良かったかもしれない。女性スパイが男の支配下に置かれているという映画なんだけど、あまりそういうことは感じさせないアクション映画。最後の方はあまりにも不死身すぎる。

銃撃戦のときの音楽がいいと思ったのは、ラテン的なパーカッションが目立つ音楽で、最近はこういうところに工夫しているんだな、と思った。

アクション映画としては普通かな。ただ銃撃戦やら爆発シーンはありきたりのアクションだと感じてしまう。格闘シーンも目新しさはないです。


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