10年前には考えられないくらいパーソナルカラーの認知度が高まっています。

カラーリストとしては嬉しい反面、本音を言えば「何でそこまでパーソナルカラーが気になるの？」と思っています。

パーソナルカラーは万能ではありませんし、それが全てではありません。

ブルべだからオレンジは似合いません？？

ブルーベースだからオレンジは似合いません
イエローベースだからラベンダーは似合いません

診断すれば確かにそんな結果だったかもしれませんが、似合わないから着ないと決めつけないでほしいです。

パーソナルカラー診断は本来、似合わない色をどう合わせていくかを考えるヒントを与えるもの。

スプリングだからビビッドな色を着る
ブルべだからオレンジは似合わない
と着る色を限定するものではありません。

そもそも、「ブルべ＝オレンジが似合わない」というのもステレオタイプであって、人によってはブルべでもオレンジがOKな場合もあります。

パーソナルなカラーなので、ブルべ・イエベ、4シーズンの分類はあれど、一人ひとり似合う色の基準は違うんですよ。

若さってやっぱり強み

これまで10代～80代の人を診断し、私自身も20代30代を経て感じるのは、若ければ少々似合わない色でも大した問題じゃないなということ。

ちょっと顔色がよくないとか、ちょっと表情がきつく見えるなとか、気になる点は「ちょっと」なんです。

若さ（肌のハリなど）が色をパーンと弾く力があって、多少似合わなくても色に負けません。

私の体感としては、お肌の質が変化していくにつれて、だんだん似合わない色の影響が強くなってきました。

なので、ある程度の年齢を経たら自分は何色が得意で、何色を注意すればいいかは知っておいた方がいいとは思います。

知らず知らずに悪く見せてしまうのは勿体ない。

その点、10代20代、30代でも、似合う色にこだわりすぎなくても大丈夫です。

むしろ若いうちに似合わない色にも挑戦して、どう似合わないのか？どうしたら似合うのか？を経験してみるのはおすすめ。

センスアップにもなりますから。

そんなに気になるなら診断してみて

友達や美容師さんに「私はイエベ？ブルべ？」と聞くということは、パーソナルカラー診断をしたことがないか、簡易診断しかしたことがないか、でしょう。

そんなに気になるなら、一度でいいですからカラーリストの診断を受けてみてください。

パーソナルカラーはそんなに気にしなくていいよという主旨の記事なんですが、本当に気になる人には診断をおすすめします。

パーソナルカラー診断は美容院代1回分くらいの費用でできます。

その1回の投資で、服選びやコスメ選びで迷うことが減って、人の意見に左右されなくて済みます。

診断すれば、変に色にこだわらなくていいと分かるはず。

自分のパーソナルカラーを活用しながら、どんな色でも楽しめる人が増えることを心から願っています。

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