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#ネタバレ 映画 「ひみつのアッコちゃん」

映画 「ひみつのアッコちゃん」
2012年作品
あゝ、新入社員
2018/4/30 9:22 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

先日、どこかの新聞に、「もしタイムマシンが出来たらどうしたい?」と質問すると、「子どもは未来に行きたがり、大人は過去に戻りたがる」と書いてありました。

大人の私は…やはり「過去に戻りたい」ですね。たとえば新入社員の頃に。

あの当時は、ほんとうに苦しかったけれども、今になってみれば、未熟な私にも原因があった事が分かります。

とりあえず、当時より少しは人生経験を積んだ今の自分のまま、新入社員の頃に戻れば、もっと良い人生を送れたのではないかと、そんな夢を見るのです。

もっと過去なら、高校時代ですね。あの時代がいちばん(ほこりっぽかったけれど)キラキラしてた。両親も若く健康で、ペットの犬もいたし、あそこから再スタートしたい。

あっ、それでは映画「異人たちとの夏」になってしまう。

★★★★

追記 ( あゝ、新入社員 ) 
2018/4/30 9:27 by さくらんぼ

こわれたコンパクトのお墓を庭に作るシーンがありました。

でも、割れた鏡を花壇の近くに埋めるのはいかがなものでしょう。後々、事情を知らない家族が手いれしようとして怪我をする危険があるのでは。

追記Ⅱ 2023.11.15 ( 愛犬の話 )

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の時代の話です。

私が小学校低学年だったとき、愛犬が老いて亡くなり、今は亡き父は、愛犬の亡きがらを近所の空き地に埋めました。今思えば問題行動でしょうが、父は新聞も満足に読めない無学な男でしたし、私は幼過ぎました。

そこは、運河を埋め立て、空き地を拡張しつつある場所でした。トラックで大量のゴミを運んで来ては埋め立てていました。そのゴミ(合成樹脂の廃材とか、何かわからぬ金属部品とか・・・いろんなものがありました)は、空き地に遊びに行った私のオモチャでもありました。

当時の私にとっては絶対的な権力者であった父です。なぜそこに埋めたのか、その気持ちを尋ねたことすらありませんでしたが、近年になって、ふと腑に落ちたこともありました。もちろん、他に適当な埋葬方法が思い浮かばなかったからでしょうが、もう一つ付け加えれば、「愛犬が毎日散歩していた空き地」だったからだと思うのです。「父の精一杯の思いやり、供養だった」のでしょう。私も近年転居するまで、毎日のように、そこを走ったり、運動したりしていました。

やがて私は、その公園(その後、数回の整備が繰り返され、現在は大きな公園になっている)から離れた中学校に通いました。私が中学校を卒業して何年もたった頃、中学校のそばの空き地も、大きな公園に生まれ変わりました。そして、今はその近くに住んでいます。今の私は、なつかしい中学校が見えるその公園に、樹木葬して欲しいとも思っています。



(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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