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#ネタバレ 映画「任侠学園」

「任侠学園」
2019年作品
ルール
2019/6/1 9:41 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

「 世間のルールは絶対守る!

“全員善人”

社会貢献型ヤクザ始動! 」

「 義理・人情で

学校が救えるのか? 」

( チラシより )

映画「空母いぶき」で憲法順守の自衛官を演じていた西島秀俊さんが、ここでも社会貢献をします。

西島さんも好きだけれど(ゲイではありませんが)、この物語も面白そう。

追記Ⅱ ( 映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」
2019/10/13 21:56 by さくらんぼ

を連想しました。

まだハッキリしませんが、オマージュの可能性があります。

追記Ⅲ ( 完成度は映画「孤狼の血」に匹敵 ) 
2019/10/14 7:31 by さくらんぼ

半分冗談みたいな企画に見えましたので、駄作だったらどうしようと、内心、すこし心配して、劇場へ急ぎました。

そうしたら、駄作どころか、とんでもない傑作(少々ほめすぎか)。映画「
孤狼の血」とはキャラが違いますが、完成度は、あれに匹敵したのです。

西田敏行さんの貫禄のヤクザぶり、そのオーラに感化されたかのように、パワーを借景にしたかのように、優男の西島秀俊さんが、まるで健さんに見える瞬間もありました。その他の出演者の方も、いやみがなく、良い味を出しており、大成功。

エンドロールの後には、続編をにおわせるエピソードもあり、「待ち遠しい」と思わせます。

★★★★☆

追記Ⅳ ( 贈る言葉 ) 
2019/10/14 8:17 by さくらんぼ

「 人々がみんなあなたを忘れても ここにいるわ 」

( 「ノーサイド」 作詞・作曲・歌:松任谷由実 より抜粋 )

追記Ⅴ ( おじさん芸人 ) 
2019/10/14 8:37 by さくらんぼ

ワイドショーのコメンテーターに出ている、ある、おじさん芸人さん。

ときどき炎上するようなコメントを言うのですが、そうはなりません。

なぜか。

それは、その芸人さんが、(ときにインテリ層の意見とは違う)中高年の本音を代弁しているからです。

だから、中高年の視聴者は(そうだ、そうだと)溜飲を下げ、視聴率も上がる。だから、炎上しにくいし、TV局もその芸人さんを降ろさないのです。

そんな話をどこかで読みました。

この映画「任侠学園」にも似た魅力があると思います。

これはヤクザ映画のふりをした、(ぱわふるにデフォルメした)、ある意味、おじさん芸人の物語なのです。

追記Ⅵ ( 武士とヤクザ ) 
2019/10/14 9:04 by さくらんぼ

「国家の品格」で、著者の藤原正彦さんが「いじめは卑怯だ」と書いておられました。

武士道では、卑怯者と呼ばれることは最大の侮辱だと思います。

メンツで生きているヤクザも、卑怯者と呼ばれることは潔しとしないでしょう。

映画「任侠学園」に出てくるヤクザは、「私たちはヤクザですが、(堅気に手を出す)暴力団ではありません」と宣言しています。堅気とは違う面もありますが、卑怯な事はしません。

武士とヤクザ、まったく正反対の存在だと思っていましたが、この映画では、両者は少し兄弟のような存在になっていました。

追記Ⅶ ( 映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」② ) 
2019/10/14 16:18 by さくらんぼ

( 以下、映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」と、絵本「おおきな木」のネタバレです。 )

『  切り株になっても御国のために力を

… そこで教材として出されたのが、英語版の絵本「おおきな木」でした( 原題は「The Giving Tree」、原作はシェル・シルヴァスタイン)。

そのとき“絵本はこんなにも面白いのか”と感動し、それ以来、忘れられない作品になりました。今でも図書館などには置かれているようですね。

あらすじを一言で書きますと「木が少年に愛を与える物語です。木は見返りを求めない愛を注ぐのです。やがて読者は、その顛末の重さに頭をぶつけることになります。… 』

( 以下ネタバレ・私のレビューより抜粋 )

木は、切られ続け、切り株になっても、まだ少年に愛を注ぎ、幸せだと言うのです。

映画「任侠学園」でも、親分である西田敏行さんと、子分である西島秀俊さんは、共に、更生させたい少年少女からナイフで刺されます。特に西田敏行さんは(まるで枝のように)無防備に両手を広げて。

そして、子分は学校で花壇の整備に熱心ですし、親分のドスには手品の花が入っていました。

さらには、ケンカの時、相手に下を向かせてから、アッパーカットで仕留めるという戦法を繰り返し見せており、これも映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」に似ていました。

以上から、ますますオマージュの可能性が高まりました。



( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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