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#ネタバレ 映画「ICHI」

「ICHI」
2008年作品
一線を越えると見えてくるものがある
2016/8/21 6:37 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

世間に対して心を閉ざした女性を描く映画「百万円と苦虫女」と、どこか似ているような気がします。

最近の若い女性にはその様な気持ちがまん延しているのでしょうか。映画「ICHI」の盲目は閉ざした心を、殺陣は怒りをシンプルに表現していた様に思います。

でも、人は誰でも生まれながらに、そうなった訳ではないですね。なにかトラブルがきっかけとなり一線越えをしてしまったのです。

「レ・ミゼラブル」のジャンは空腹に耐えかねて一欠けらのパンを盗み、たったそれだけで長年投獄されたのが最初の一線越えでした。そして盗みをはたらいた教会から思いもよらぬ情けを受けたのが、次の一線越えでした。

映画「ICHI」にもありましたね。一度目は彼女が掟を破って男と通じたこと、そして二度目は心を開き人を愛したことです。

その他にもいくつかありそうです。映画にも私たちの実生活にも。

殺陣が終わり、仕込み杖に刀をしまう時のジュリジュリという音、あの音がなぜかセクシーでした。続編が是非観たいです。

★★★★

追記 ( 津波てんでんこ ) 
2016/8/21 6:45 by さくらんぼ

野球などをしていて雷に打たれる。ときどき聞く話です。

たとえば野球は「団体競技」。部員一人一人が「ゴロゴロ鳴ってる、やばいな…」と思っていても、リーダーが「避難する!」宣言をしないと練習は止められません。

しかしリーダーは「野球名人」であっても「危機管理名人」だとは限らない。そのあたりの「意識改革」が必要なのでは。

競技人口などが違うので単純比較はできませんが、アーチェリーが「避雷針を持って立っている様な競技」であるにもかかわらず、又、弓には「貴族の軍事訓練」だった歴史もあり、雨でも行う「全天候競技」なのに、落雷被害の話を聞いた記憶が無いのは、「個人競技」であるからかもしれません。

危ない時は、指示を待つこともなく、「津波てんでんこ」で「すぐ逃げられる」のは良いですね。



(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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