「シュガー・ラッシュ：オンライン」
2018年作品
予告編のラストシーン
2018/12/23 22:02 by さくらんぼ

（　引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。　）

映画「シュガー・ラッシュ：オンライン」の、予告編、そのラストシーンが懐かしく萌えます。

自動車の運転をAT免許で取った人は（たぶん興味もなく）知らないかもしれませんが、ヒロインの「ヒール・アンド・トウ」の足さばきが、一瞬だけ映って終わるのです。

私は二十歳になったばかりの頃にMT免許を取りましたが、恥ずかしながら血気盛んなあの頃は、自動車雑誌などで覚えた「ヒール・アンド・トウ」を、クルマを停車させたまま練習していました。

公道では使うような場面はないでしょうし、第一、未熟者が使うのは大変危険ですから、やっていません。でもレーサーには憧れていましたね。

では、なぜカッコよく感じたのか。

今考えてみると、「MT車の三つのペダルを、二本の足で同時に操作するところに、アートすら感じていた」のかもしれません。そして、それにプラスして、ギアチェンジもするのですから。

でも、小柄なヒロインの、小さな足で出来るのでしょうか。

謎解きは本編で。

参考

「 MT車のテクニック『ヒール＆トゥ』って？なぜ使う必要があるのか 」
（ ライブドアニュース2017年2月26日 18時0分 ）

追記 （ 一瞬だけ吠える ） 
2018/12/26 9:15 by さくらんぼ

レーサーが、レース中に「ヒール・アンド・トウ」をしていても、外からは見えないわけです。では、やっているか否かは、どこで判断できるのでしょう。

最近はTVでレース中継を見ていませんが、何年か前に見たときは、レーシングカーが急カーブを通りぬける瞬間に、「ワオ～ン」（どう表現して良いのか擬音に困る）と、すべてのクルマのエンジン音が、一瞬だけ吠えるのが判りました。

急ブレーキをかけているのに、エンジンが吠えるのですから、矛盾しますね。あれこそ「ヒール・アンド・トウ」の瞬間だと思います

追記Ⅱ （ 公道でまで使う必要はない ） 
2018/12/26 9:49 by さくらんぼ

「ヒール・アンド・トウ」はレース場のテクニックであり、公道でまで使う必要はないと思います。

ましてや、アマチュアが軽々に公道で使うことは大変危険ですから、おやめ下さるようお願いいたします。

追記Ⅲ （ 高齢者の暴走 ） 
2018/12/26 21:59 by さくらんぼ

高齢者の運転するクルマが、駐車場などで突然暴走し、店舗などに突っ込む事があるのはなぜでしょう。

「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と弁解することが多いようですが、私の考える根本理由は、「MT免許で取ったのに、AT車を運転したから」だと思います。もちろん例外もあるでしょうが。

ちなみに、私は（クラッチペダルが無いのでエンジンが切れない）AT車は怖くて運転したくありません。

ご高齢になって、「あわてた時や、ふと気がゆるんだ瞬間、体に沁みついているMT車の運転動作を、ついAT車で行ってしまうから」でしょう。だからブレーキとアクセルを踏み間違えるのです。

ということは、もう少し年月が流れ、MT車で免許を取られたご高齢の方が、全員運転を引退されれば、たぶん、この問題はほぼ解決するのです。

と思っていましたら、これから運転免許を取る今の若い人の中にも、「カッコよいから」という理由で、「とりあえずMT免許を取っておく人」がいる事を知りました。

仕事でMT車のトラックなどを運転する必要がある人なら仕方ありませんが、単に「ファッション」で取り、いつもはAT車を運転するのなら、それは今の高齢者に近い経歴をもつことになるのです。つまり、今の若者が高齢になった時には、又、同じように暴走の危険が生まれるのではないでしょうか。

もちろん、その頃には、自動運転車が当たり前になっていて、自動でブレーキがかかるでしょうが。

（ 　最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。）