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9食目 スープラッピスープラッパ

無性にラーメンが食べたい日がある。
疲れた体にはカツ丼でも焼肉でもなく、ラーメン。体がラーメンを急速に栄養補給ができる食べ物だと判断しているに違いない。
ラーメンのスープでしか摂取できない栄養がある。そう考える私からすればこのスープを自販機で展開してもらえないのはとても疑問だ。

そもそも自販機には甘いものと苦いもの、酸っぱいものが売っているのに、しょっぱいものが無さすぎる。
強いて言うなら、しじみ汁。
100歩譲って、コーンスープ。
3000歩譲ってソルティーライチ。
二日酔いの日には朝自販機でしじみ汁を買うが、あんなに美味いものはない。
だがそれは現ラインナップでの話だ。ラーメンのスープがあれば間違いなくそちらを買いたい。
ただ都会の方では色々なスープが販売されていると聞いたこともある。
我が街にも早く導入されることを祈るばかりだ。
ちなみに実家の方では近所の自販機に醤油が売られていた。もちろん兵役義務があるわけではなきので飲料用ではない。

そうこうしているとラーメンの到着だ。隣には炒飯を従えている。
しかしこの炒飯の鉄板の上での姿は、とうてい脇役には見えない。ラーメンの度量が伺える。
スープは豚骨。
醤油や味噌も良いが、私は豚骨スープが好きだ。理由はない。今の気分だとでも言っておこう。
一口飲むと疲れていたはずの体が勝手に踊り出す。
栄養補給を済ませ、体の疲れも明日になったら忘れ、、られないのは歳のせい。
しかし明日は明日の栄養補給が待っている。

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