りんご

助産師をしています。日々感じることや、考えることを綴っていこうと思います。

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マガジン

  • 子育て〜子供のいる生活

    産後すぐから乳幼児の子育てについてまとめました。

  • マタニティ

    マタニティに関する記事をまとめてみました。

最近の記事

赤ちゃんの特徴を知り、泣きに付き合う

さっきミルクは飲んだからお腹はいっぱいのはず。 オムツは見た。汚れていない。 抱っこしていれば眠ってくれるけど、布団に降ろした途端大泣きする。 どうしてうちの子は泣き続けるのか。こっちが泣きたい気分。 よくある赤ちゃんの泣きに関する悩み相談です。 生まれたばかりの新生児は、眠って、起きて、母乳またはミルクを飲むの繰り返しです。 そして脳の発達途中のため、眠りが浅いのが特徴です。 いつもうつらうつらしている状態なので、ちょっとしたことで寝たり、起きたりを繰り返して

    • 表現すること

      もうかなり以前のことだったが、たまたま見ていた番組で、ある女優さんがインタビューを受けていた。 「あなたの子どもにこれだけは身につけさせたいことは何ですか?」という質問に、 その女優さんは「表現力」と答えていた。 当時の私は、この人はいわゆる芸能人で、演じることを仕事としているので、表現することを大事に思っているのだなとなんとなく思っていた。 そして、もし私だったら、勤勉さや思いやり、協調性をあげるなぁと思った。 それから時は過ぎ、誰でも自分のことを発信できる時代に

      • パパの育休からしばらくたった頃の話

        ここ1年くらいパパの育休取得が増えてきた。 コロナ禍のため里帰り出産ができなかったり、出産後の手伝いがなくやむおえず夫婦2人で育児することになったりしていた時からに比べると大きな一歩だ。 男性の育休取得は少子化対策の目玉のひとつでもあるだろう。 私が勤務しているクリニックでも4月から家族が出産に立ち会えるようになった。 立ち会いはほとんどがパパだが、生まれる前は不安そうな表情をしているのが、生まれた瞬間から本当に嬉しそうな笑顔になる。 そしてパパは赤ちゃんと一緒に過

        • 今、英語を学びなおしています

          今、英語を学びなおしている。 と言っても本格的ではなく、英語学習アプリを使って楽しみながら学んでいる。 最初は5〜6年前に始めたが、なんとなく飽きてしまって、半年位でやめてしまった。 今回は2度目の挑戦で、今年の夏に2年目を迎える。 続かなかった初回と今回の違いは何かというと、毎日英語をする時間が取れたことと、自分の中で完全にゲームとして捉えていることだ。 毎日時間がとれたのは、子どもたちが大きくなって手がかからなくなったことが大きい。 自分の好きなことに使うこと

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          20本
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        記事

          アナザースカイを見て

          5/19アナザースカイを見た。 最近私は地上波の番組を見ることはほとんどない。 そんな折友人から、知り合いが出るかもしれないから見てと勧められ見ることにした。 視聴してみてまず感じたのが、見てよかったということだった。 彼は大学在学中にプロでもやっていけそうな先輩達がサッカーより就職を優先していることに疑問をもち、ドイツなら働きながらでもサッカーができるとドイツに留学をした。下部リーグから始めたのが、今では中堅リーグで活躍中なのだそうだ。 そして将来的には、いつまで

          アナザースカイを見て

          卵はえらい

          近頃、卵の値段が高くなったと言われている。 実際に調べてみると、2015年1月から2023年3月までの期間で、最も安かった時の値段は2021年2月217円、高かった時の値段は2023年3月289円だそうだ。(総務省統計局 小売物価統計調査) おおよそ3割増しの値段になっている。 しかし、卵ほど栄養価が高く、味がよく、献立のバリエーションが豊富で、お腹が満たされるものはないと卵好きの私は思う。 お弁当作りには欠かせない卵焼き おかずが足りない時の強い味方の卵スープ

          卵はえらい

          子育ての悩み 離乳食って大変だよね

          先日、こんなことがあった。 もうすぐ10ヶ月になる赤ちゃんを連れたママが 「離乳食がもう3回食なので、母乳もミルクもやめました」 と言った。 私は答えに詰まってしまった。 なぜなら、この3回食の意味はただ離乳食を3回食べていることだったから。 離乳食は生後半年頃から開始する。 離乳食を完了するまでの時期を大まかに分けると次のようになる。 ①食事というものに慣れさせる初期  ご飯で言うと水分多めで米が少なめのお粥 ②飲み込めるように練習する中期 ご飯で言う

          子育ての悩み 離乳食って大変だよね

          イヤイヤ期

          ついこの間まで生まれたばかりの赤ちゃんだと思っていたのが、1歳のお誕生日が過ぎる頃には徐々に自分で歩けるようになっていきます。すると行動範囲が一気に拡がり、いよいよ子どもらしくなってきます。 いろいろなものを見たり、聞いたり、触ったりと好奇心が旺盛になっていきます。そして1歳半をすぎる頃から、3歳半くらいまでは、いわゆるイヤイヤ期と呼ばれる時期になります。 この頃は子どもが1番可愛らしい時期とも重なります。 しかしイヤイヤ期はパパママにとっては忙しさが増し、大変な時期で

          イヤイヤ期

          今を楽しんでいい

          ハタと気がつくと先のことを準備している自分がいる。 将来のこと、未来のことを考えて、今から準備をしておくときっとその時になったら楽だろうと思って、準備をしている。 たしかに準備しておくと楽なこともあるが、想定外の出来事が起こり、準備していたものが無駄になる可能性だってある。 つまり将来あるいは未来のことは何も決まってなんかいないのだ。 いろいろな可能性を考えていても、必ず抜け穴はある。人は知らないこと、体験したことがないことには気がつかないし、想像すらできないものだ。

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          仕事と子育ての両立

          先日2人目の子どもが小学校に入学したばかりのママの話を聞いた。 そのママは共働きで、家事、育児のほとんどを担当していたという。 毎日朝、子どもを保育園に連れて行き、その後通勤をしていたそうだ。 保育園に到着したらまず、保育園から揃えるように言われている着替えやオムツ、タオルを所定の場所に置き、それからやっと子どもたちを預け、その後ラッシュの中を通勤し、10分前に職場に到着。 帰りは保育園の延長時間に間に合うように退社し、大量の荷物を持ち子どもたちを連れて帰る。 そし

          仕事と子育ての両立

          赤ちゃんがえり

          2人目の育児での最初の関門は上の子の赤ちゃんがえりです。 赤ちゃんがえりの正体は嫉妬、やきもちです。 上の子は下に赤ちゃんが生まれるまでは両親や祖父母の愛情を100%受けていたのが、下の子の誕生を境に、大人の関心が赤ちゃんに向けられることになり、今まで受けていた愛情というより関心が向けられなくなるという事態を経験することになります。 まだ生きていくのに大人による世話が必要な幼い子どもにとって、自分に関心が向けられないことはちょっと大袈裟にいうと生存問題です。 上の子に

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          ゴールデンウィーク

          ゴールデンウィークが始まる。 今年は3年ぶりの制限のないゴールデンウィークなので、どこも人出が多いことだろう。 コロナ禍の3年は出口が見えないトンネルを彷徨っているようでとても長かった。 ステイホーム 不要不急の外出の制限 換気に手洗い、マスク着用 withコロナ。日常の生活を制限される窮屈な生活というものを初めて送った。 自由に行動できていた3年前がずいぶん前のように感じる。 そしてpostコロナ。制限された生活を知った上での自由な生活は一体どんなものになる

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          子育ての報酬は自分で作ろう

          子育ては地味なものである。 主役は子どもで、親は脇役兼スタッフであり、 しかも年中無休で休みはない。 そして10年以上にわたる長期戦であり、2〜3日頑張ったら成果が出るというものでもない。 その上、成果自体もどうなったら成功とか失敗かの判断基準もない。 しかしこれだけの時間と労力をかけてする子育てに評価や報酬がないことは残念なことだ。 そこで他人や社会からの評価や報酬を期待することはできないが、せめて自分自身で評価や報酬を与えることができないものだろうかと考えてみ

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          赤ちゃんの寝かしつけ 

          子どもの寝かしつけは子育てメニューの中でも難易度が高いものの1つです。 寝かしつけは毎日のことですし、同時間帯に自分の睡眠も確保しなければならないからです。 なぜ赤ちゃんは寝てくれないのか。 それは赤ちゃんの睡眠パターンはまだ確立されておらず発達中だからです。 そのためどんなにパパママが頑張っても寝てくれないことは多々あります。大人と同じようには眠れないのは仕方がないことなのです。 新生児は、寝たり起きたりを短い時間で繰り返しています。眠りが浅く、短いのが特徴です。

          赤ちゃんの寝かしつけ 

          思い通りにならないもの

          思い通りにならないものは多々あるが、その中でも思い通りになりそうでならないもの、日常的に1番手を焼くものは私の場合は髪の毛だ。 もともとくせ毛で湿度が高いと髪の毛が乾燥してパサパサになり、拡がり、そしてはねる。 今から11月になるまでの約半分間が特に悩ましい季節だ。 他の人もそうかと思い聞いてみると、悩みは同じではない。私のとは逆でボリュームがなくなるタイプもあるようだ。 私から見ると髪の毛が拡がらなくて羨ましい限りなのだが、当事者にとってはボリュームがなくなることが

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          子離れへの一歩

          今年は最後の年です。 何が最後かと言うと、末っ子が高校3年になったので一緒に生活するのがおそらく最後になるのです。 末っ子は進学希望なので来年の春からは家を出て一人暮らしをする予定です。 長子から数えると今年で25年も子どもとの生活をしてきました。終わりが見えてきてホッとする反面、自分の気持ちの切り替えができるだろうか心配です。 上の子たちの時はまだお世話しないといけない下の子がいたので、淋しい気持ちはあったけどそこまで心配はしていませんでした。 今回は末っ子なので

          子離れへの一歩