アメンボ

理系大学院生のnoteです。

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最近の記事

雑感 20240507

今、私はビジネスホテルの部屋で一人、この文章を書いている。家族が新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養している。気管支に持病をもつ私に絶対にうつしたくない家族は、私に近くのホテルに泊まるよう伝えたのだった。 そして今、圧倒的な孤独を感じている。言うなれば今の状況は、自分の将来の簡単なシミュレーションだ。部屋に帰っても誰もいない。外に出ない限り誰とも会わないし、誰とも話さない。こんなに孤独なのか。それ以上に、この程度で孤独を感じているようでは、この先やっていけないのではないか

    • 雑感

      研究室に配属されて一年が過ぎた今、私はもう疲れ果てている。 人には、精神の拠り所がいくつかあるだろう。今の私の場合、家族・研究・友人・趣味の4つだ。しかし、そのどれもが不安定である。私の精神はふわふわと空間を漂っていて、ふとした瞬間に遠い空へ行ってしまいそうだ。 研究は、今の私の生活の中心にある。いつもうまくいくわけではないから、これを土台にするのは難しい。また友人とは、研究が忙しく、自分から誘うのが苦手な私の性格も相まって、なかなか会えていない。家族については、自分の気

      • 8年ぶり

        一昨年、8年ぶりにデートに行った。 2022年の春。新歓の時期。 私と同じサークルに所属している彼女は、学祭の運営サークルにも入っていて、こちらにはなかなか顔を出せていらしかった。だから私は3年生の春になるまで彼女のことを知らなかった。 話してみると、凄く心地よかった。それであっという間に好きになってしまった。まだコロナ禍真っ只中で、サークル活動中もみんなマスクをしていたけど、一目惚れだった。 「映画、見たりするの好きなんだよね」 「私も。特にミュージカルが好き」 「今

        • 2023年の音楽遍歴・アルバム編

          2023年に聴いた、お気に入りのアルバムたち。 旧譜もあります。 Alvvays / Alvvays きっかけはTwitterで誰かがAlvvaysについてのツイートしていたこと。3人くらいが同時にAlvvaysに言及していて、ちょっと聞いてみるか、ってなった。 再生ボタンを押すと、1曲目のイントロがドンピシャで刺さって、「これ!!大好き!!!」って思った。それが2月の終わり。それからずっと聞いてる。エバーグリーンな輝き、夢の中のような幻想的なイメージが通底していて、その

        雑感 20240507

          『シークレット・インベージョン』全話完走後の感想

          Disney+で配信中のMCUドラマ『シークレット・インベージョン』を全話見終わった後の感想です。 全体的な感想 ふーん、という感じ。可もなく不可もなく、というか...。ストーリーにはあまり魅力を感じなかった。「これを経てのあの作品か!」というワクワクもない。いくつか好きなシーンはあるけど、それだけだった。 好きなシーン 第5話の室内アクションはかなり好き。まずグラヴィグが隙を突かれてビニール袋を頭に被せられ、集団リンチに会う場面。グラヴィグをフルボッコにする周りの戦

          『シークレット・インベージョン』全話完走後の感想

          作品を「消費」できなくなったかもしれない話

          3月の頭から平日を全て研究室で過ごすようになった。毎朝10時まで寝て、支度をして11時に家を出る。寝るのはだいたい深夜1時で、遅いときは終電で帰るときもある。土曜日は授業、日曜日はアルバイトでとにかく時間がない。「何もない」という日が一日もない。 この生活の中では、当然ドラマや新作映画などを観る時間も確保できない。以前なら週に何本もドラマを観て、好きな時に好きな映画を観に行くという贅沢な時間の使い方ができていた。そして、「当たり前だ」と思われるかもしれないが、それは全く苦で

          作品を「消費」できなくなったかもしれない話

          2022年に私が聴いたもの

          私のnoteなんて誰も見てないし,私の音楽の嗜好なんて誰も興味ないことは重々承知です。しかし,自分としては「今」のリスニング体験を文字にして残しておくことが将来の私にとって何か有益なものとなるのではないか,という思いで書いていこうと思います。来年たくさん新譜を聞けていたら年間ベスト記事を書きたい。 ではよろしくお願いします。 羊文学 / our hope今年,初めて「ライブ」というものに足を運びました。その記念すべき初体験はリキッドルームでの羊文学のワンマンライブでした。マ

          2022年に私が聴いたもの

          地球最後の日

          惑星の最後を描いたシーンが大好物です。 たとえば、映画『ローグワン』の終盤。ジン・アーソ達が無事にデス・スターの設計図を反乱軍に届けた後、帝国は無惨にもデス・スターで惑星スカリフを破壊します。残されたジン・アーソとキャシアンは迫り来る爆風を前に浜辺で抱き締め合い、運命を全うする。とても美しいシーンです。 他にもあります。ドラマ『ロキ』4話の冒頭です。タイムパッドを失い、惑星衝突が目前に迫るラメンティス1で立ち往生するロキとシルヴィ。幼い頃に変異体として連れ去られてからずっ

          地球最後の日

          【TeX】個人的TikZメモ

          個人的に使用頻度の高いTikZのコマンドをまとめるページです。随時、加筆・修正します。 1. 関数\begin{tikzpicture}[samples=300] \draw [domain=0:5] plot(\x, {f(\x)});\end{tikzpicture} 好きなf(x)を描画できる。小さなドットをたくさん並べて描画しているらしく,"samples"の値はそのドットの数を表しているっぽい。この値が大きいと滑らかに見える。変数xはスラッシュを付けて"\

          【TeX】個人的TikZメモ