第13回APD当事者交流会レポート

2019年9月21日に開催した第13回APD(聴覚情報処理障害)当事者交流会レポートになります。

定員12名に対し、23名にお申し込みいただきました。キャンセル等あり、当日の参加者は9名でした。

流れとしては、2グループに分かれて、自己紹介をしてから交流会に入り、途中に席替えをして参加者を入れ替えての交流会としています。

【交流会での話題】
・音楽、ラジオは好きか?
・疲れやすい
・英語のリスニング
・見当違いな返事をしてしまう
・言葉がうまくでない
・デジタル耳栓
・子音が聞こえない
・曖昧な指示が理解しにくい
・電話をする前に準備をする
・人を挟んで話すと聞き取れない
・語尾が聞き取れない
・話の内容を理解できない
・パニックになってしまう
・APDの職業選択
・理解するのに時間がかかる
・友人が減っていく
・感覚器官を閉じる
・電話で聞き取れないときのライフハック
・向き合って会話した方が聞きとりやすい
・コールセンターは雑音対策をしている

【感想】
・ライフハックを聞けて参考になった
・為になる話を聞けた
・とても勉強になった
・同じ悩みを持つ方と交流できた
・色々な当事者の方の体験を聞くことができた
・本などの情報を知ることができた
・電話などの対応方法を知れて良かった
・自分と同じことが他の人にもあると聞けて安心した
・悩みを話すことができた
・APDについての情報交換ができた
・悩みを共有できた
・話をしやすくて居心地が良かった
・実際に同じ悩みを持つ方と話して、「それあるよね!」と共感しあえた
・発達障害がある方など共通事項があることが印象に残った

交流会では、電話対応での困りごとに対してのライフハックを共有できてとても学びになりました。

電話対応で相手の名前を聞き取れなかった時の対応として、「どのような漢字なのか教えてもらいますか?」「フルネームを教えてもらって良いですか?」と相手に伝える方法を教えてもらいました。

相手の名前が聞き取れなくて、「もう一度お名前いいですか?」と何度も確認するより上記のような聞き方をした方が、相手は不快な気持ちになりにくいと思いますね。

他には、会社名が聞き取れなかった時でも電話番号をネットで検索して会社名を調べる方法があることを知りました。

何度も聞いても相手の話していることが全くわからないときは電波のせいにするのもありですね。

当事者が困っていることについてお互い知恵を出し合って、工夫や対処法を考える場をもっと作っていけたらいいなと思います。

ライフハック研究会はこれからも続けていきたいのですがなかなかできていません。

APD症状での悩みや苦労していることすべてをすぐに解決するのは難しいですが、できることから少しずつ取り組んでいきたいです。


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