第11回APD当事者交流会レポート

2019年6月23日に開催した第11回APD(聴覚情報処理障害)当事者交流会レポートになります。

流れとしては、3グループに分かれて、自己紹介をしてから交流会に入り、途中に席替えをして参加者を入れ替えての交流会としています。最後に振り返りを行い、交流会の感想等を共有し合いました。

【交流会での話題】
・電話対応
・方言が聞き取れない
・発達障害
・無線の声が聞きとりにくい
・家族も聞き取りにくさがある
・人とのコミュニケーションが苦手
・聞き取れなかった部分は予測している
・朝礼の内容が聞き取れない
・慢性鼻炎
・古いエアコンの音がうるさい
・聴力検査では異常がない
・飲み会が苦手
・何回も聞き返すと怒られる
・インカムの会話についていけない
・早口だと聞きとりにくい
・耳鼻科を受診した
・天然だと思われる
・緊急性の高い仕事は難しい
・ソフトバンクの携帯は雑音が多い
・ソフトバンクの人に電話したくない
・職場で嫌がらせを受ける
・集中していると人の話が入ってこない
・無視していると思われる
・マイペース
・飲み会での話は適当に流す
・「100個」と「8個」の聞き分けが難しい
・会の参加者を見ると耳が小さい傾向がある
・ステンレスの音が苦手
・歌詞が頭に入らない
・会話をすると頭がいっぱいになる
・聞き取れずオウム返しをすると怒られる
・固有名詞が聞き取れない
・音韻理解能力
・講演などの話が聞きとれなくてストレスが溜まる
・話を覚えられない
・傘を差した状態でグループで会話をするのが苦手
・最初の話を理解している間に相手は次の話題の話をしている
・お店では「静かなところでお願いします」と前もって言っておく
・親しくなった人にはAPDのことを話しておく

【感想】
・自分ひとりではないことがわかった
・自分は症状がまだ良い方だと感じた
・同じ状況で悩んでいる人の話が聞けて良かった
・困りごとを共感してもらうことができた
・特性について腹落ちすることができた
・デジタル耳栓を貸してもらって体験できた
・他の人の生活の工夫が聞けて良かった
・気楽にお話しできて楽しかった
・人によって聞こえ方や悩みごとも様々だなと知れた
・いろいろな話を聞けて良かった
・自分以外にも悩んでいる人が知れた
・情報を共有できて良かった
・共感できて嬉しかった
・情報自体少ないなか当事者の話を聞けるのは良かった
・静かな場所で話せて良かった
・共感することがたくさんありすぎて有意義でした
・仲間に会えた
・みなさん気さくでオープンで良かった
・関西でもAPDの会を開催したい
・APDだけでなくそれぞれが自分の形の問題を抱えていることを知れた
・割と話しやすかったしおもしろい人たちがいた
・気を遣わず気軽に話ができた

第11回APD当事者交流会は就労移行支援事業所ルーツで開催しました。会場をお貸しいただきありがとうございました。

定員17名に対し、27名にお申し込みいただきました。キャンセル等あり、当日の参加者は15名でした。

今回は大阪から参加くださった方もいました。今後、関西でAPDの自助グループを立ち上げる話も少し進みました。APD当事者が集まる場や相談できる場が徐々に増えるといいなと思っています。

やはり、APD症状のある人は電話対応が苦手な方が多い印象があります。ソフトバンクの携帯の電波が悪いことから、電話をかける時に相手の携帯のキャリアを気にする方もいるようです。

以前、「電話対応での困りごと」をテーマにライフハックを研究する会を開催し、レポートを書いたのでよければご覧ください。

前回の交流会のアンケートで、参加者の方から専門家の話を聞きたいとのご意見があったので、先方と連絡を取っています。講演会のような形で開催できればいいなと考えています。日程はこれから調整で、10月か11月あたりになると思います。

他にもご意見、ご要望ありましたら、お教えくださいませ。


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