第7回APD当事者交流会レポート

2019年2月24日に開催した第7回APD(聴覚情報処理障害)当事者交流会のレポートになります。

交流会の流れとしては最初に3グループに分かれ、自己紹介をしてから交流会に入りました。途中、休憩を挟んで席替えをし、参加者を入れ替えての交流会としています。最後に振り返りを行い、交流会の感想等を共有し合いました。

【交流会での話題】
・英語のリスニングが苦手
・高い音が聞き取りづらい
・低い音が聞き取りづらい
・人によって症状がそれぞれ違う
・音の出どころがわからない
・視覚優位
・外国語が聞き取りづらい
・授業に集中できない
・「タバコ」が「カバコ」に聞こえる
・言葉としてではなく音として捉えてしまう
・音がひらがなで入ってくる
・耳で聞いて頭の中で映像にして覚える
・吃音の傾向がある
・滑舌が悪い
・「と」と「も」を聞き間違える
・リハビリ方法がない
・聞きながらメモを取れない
・関係ない音を拾ってしまう
・バカだと思われる
・前のめりになって話を聞いてるアピール
・ひとりの仕事が向いている
・聞いたこと3秒で忘れる
・議事録が取れない
・隣の人にもメールで連絡する
・人間嫌いをアピールしている
・キャラを作る
・わざと天然に思われるようにする
・上司と言った言わないになり揉める
・リアクションが大事
・音韻理解能力
・マニュアルがないと不安
・聞こえやすい周波数
・電車のアナウンスが聞こえない
・映画「シン・ゴジラ」の情報が多い

【感想】
・様々な症状があると知れた
・いろんな人の話を聞けた
・対処法についてヒントを得られた
・話を聞いて楽になった
・いろんな考え方に触れ気付きがあった
・話せてスッキリした
・参加してホッとした
・参加してよかった
・音韻理解能力の話を聞けた
・新たな知識がついた。

第7回APD当事者交流会は就労移行支援事業所ルーツで開催しました。株式会社LOGZさん、お貸しいただきありがとうございました。

定員16名に対し申し込みは22名。キャンセル等あり当日の参加者は15名と「Abema Prime」の番組スタッフさんでした。スタッフとして株式会社LOGZのスタッフと友人2名にお手伝いいただきました。

今回はたくさんの方に申し込みいただき、キャンセル待ちが多数ありましたので定員を増員しました。

今回の交流会では、APDでも様々な症状、違いがあることを学びました。ある人は英語のリスニングが苦手でも逆に英語のリスニングが得意だった人もいます。高い音が聞き取りづらい人もいれば、低い音が聞き取りづらい人がいて、一概にAPDだからといってみなさん同じ症状で悩んでるのではないと知ることができました。

私としては、「進撃の巨人」に登場するキャラクターの見分けがつきにくいのと、ストーリーがわかりにくいと感じてましたが、聞いてみるとみなさんもそのようだったので安心しました。

映画「シン・ゴジラ」も情報量が多く、わかりにくい映画のようでこのことについてもみなさん共感していました。

聞き取れなくて聞き返すときは、「え?」や「もう一度言ってください」と聞き返すより、「からあげ棒ですか?」と聞き返す方が相手は不快を感じにくく、怒られないとの話がありました。コンビニのアルバイトの場面で使えますが、日常生活でも応用して使えそうです。

よく聞き返すことがあっても、聴く姿勢や態度などの非言語的コミュニケーションの部分を気を付けることによって、相手の不快感が減ると思いますね。

今回も皆さんにご協力いただき、トラブルや怪我なく無事に交流会を終えることができました。 ご参加いただきありがとうございました。Twitterで交流会の感想をいただいたので掲載します。


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