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薪ストーブが暖かい理由について語ってみた。

こんにちは。aplus(エープラス)さんです。薪ストーブにやたら詳しいです。
今日は、薪ストーブの暖かさの理由について語ってみます。
理科の授業ぽい話になりますが、最後までお付き合いください。

その1 家庭用暖房器具としては、最大級の熱出力


薪は、乾燥木材1kgあたり約20メガジュール(MJ)の熱エネルギーを持っています
およそ、5.6キロワットアワー(kWh)の熱量です。

これが薪ストーブで適切に燃焼をする場合、20MJのほぼ全てがロスなく熱になります。
煙突からは暖かい空気が出ていくので、全体の2〜3割程度の熱が煙突から逃げていきます。

aplusさん作成。

室内の暖房に使用される熱として、乾燥木材1kgあたり約4kWhの熱が使用されます。
つまり、薪ストーブで1時間に1kgの薪を焚けば、約4,000ワット(W)の熱出力が得られることになります。
2kgなら約8,000Wです。

4,000W級、8,000W級は家庭用の暖房器具としては最大級の熱量である、と言うことができます。

参考
エアコン - 約2,200W
石油ストーブ - 約2,240W
ガスファンヒーター(都市ガス) - 約4,070W

http://danbouhikaku.blogspot.com/2015/12/blog-post_20.html


その2 輻射熱(赤外線)による暖房効果


次に、輻射熱|《ふくしゃねつ》による暖房効果について、ご紹介します。
輻射熱の正体は、赤外線です。
赤外線は、電磁波の一種で、およそ0.8マイクロメーター(μm)〜1mmの波長の電磁波を、赤外線といいます。

aplusさん作成。


<赤外線の特徴>

・赤外線は、ほぼ全ての物体から放射されている。
温度の高い物体ほど、赤外線を強く放射する。
人体、自然素材、ガラスなどは赤外線を吸収する。
・一方、ピカピカに磨かれた金属は赤外線を反射する。
人体や物体などに吸収された赤外線は、その表明で直ちに熱に変わる

温度の高いストーブからは強い赤外線が放出されます。
ストーブから出る赤外線を直接浴びる。
そしてその一部は人体に直接放出されるので、カーッと強いエネルギーを人体は浴び感じることができるのです。

aplusさん作成。

ストーブから出る赤外線は人体に直接くるだけでなく、四方八方 360°に放出されるので、壁や天井、床にも放出されます。
そしてその赤外線を吸収した壁などは、直ちにそこで赤外線を熱に変え温度を上昇させます。

温度が上昇した壁からは、薪ストーブほどではありませんが穏やかな赤外線を放出し、その放出された赤外線を人体が浴び、人体の表面で赤外線は熱に変わります。

aplusさん作成。


温度が高いほど多くの赤外線を放出されるので、ストーブ本体が高い温度になるとより強い赤外線が放出されます。

輻射熱|《ふくしゃねつ》は人を温めるのはもちろん、壁や天井などに吸収されて、壁や天井の温度を上昇させます
ストーブの火が消えたあとも穏やかに放熱され続けるので、部屋全体が心地よく、優しい暖かさを保ちます。


その3 空気の流れ(対流)を利用した暖房効果


薪ストーブの温度が高くなると、薪ストーブからその周囲に熱が伝わり薪ストーブ周囲の空気が暖まります
暖まった空気は上昇し、部屋の空気を対流することで部屋全体を暖めます

aplusさん作成。

薪ストーブから発生した暖かい空気が上方に向かって流れ、部屋の中を対流して全体を暖めます。

通常、壁などよりも室内の空気の方が少ないエネルギーで暖めることができるので、素早く対流を利用して均質に室内を暖めることができます

aplusさん作成。

このように、薪ストーブは大きな熱出力をもって、輻射熱|《ふくしゃねつ》と対流の相乗効果により、穏やかで人が心地よいと感じる空間を作り出すのです。


いかがでしたでしょうか?

さらに薪ストーブの暖かさを実際に体感したい!と思われた方は、ぜひ全国にあるショールームに遊びにいらしてください。

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