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人狼ジャッジメント民に求めたい、人狼ゲーム三原則

えー皆さん人狼ジャッジメントやってますか?私はあまりのクソゲーっぷりにしばらく起動しておりません。勝率20%切ってるしさ。

この記事を投稿してから約1ヶ月が経ち、何と私のnoteの週間プレビューの半数、総合プレビューの4割を占めるまでになりまして。
見た方には伝わると思うんですが中身がなさすぎるんですよね。
ごめんな、下手にジャッジメント名乗っちゃったから攻略記事とかだと思って開いたんだろうな。ごめんな。

流石にこのままじゃ申し訳ないと思い、人狼プレイヤーの端くれとして攻略記事というか、啓蒙活動をしようと思ったのがこの記事の主旨です。

人狼ゲーム三原則

一,多人数参加型ゲームとしての行動を取らなくてはならない
ニ,自由を、何をしても良いと捉えてはならない
三,取れる選択肢の中で、より良い選択肢を取らなければならない

誰も提唱したことないと思うので勝手に三つ提唱させていただきます。
あくまで私個人の三原則ではありますが、人狼ゲームはほぼこの原則に則っていると言っていいでしょう。
というかゲームだしな、人狼ゲームっていうかPvPゲーム三原則だな。

一,多人数参加型ゲームとしての行動を取らなくてはならない

概要

人狼ゲームは1980年辺りに考案されたオフラインパーティーゲームから、現代まで続くオンラインの形まで、大体の場合NPCの介在しない形が取られるゲームであることで有名です。
簡単に言い換えれば、ほぼ全員(初日に死ぬ可哀想な役目の奴とか以外は)中身入りということです。
プレイヤーが様々な情報を得て、誰を処刑するかを選び、それぞれの陣営の勝利条件を満たすことを目的とするゲームです。

基本的なこととして

どこの世界でもそうでしょうが、ルールやマナーを守らない人が好まれないのはこの原則に基づくからです。他人がいるからこそ、配慮の為にルールやマナーを運用するのです。
このルールを守るとゲーム上でも得することがありまして、悪目立ちする人を昼の処刑対象にする、所謂"ヘイト吊り"というのを避けやすくなります。
人間なんだし、良い奴や話合う奴よりは腹立つ奴を先に○したいでしょ?人数によっちゃ1週間以上過ごさなきゃならないんだから、そりゃマナー守りますよね。
事前に定められているルールのほとんどは、多人数参加型ゲームである人狼を最大限楽しむ上で設定されています、これらを尊守できない人々が長期的に見て勝てるゲームでもありません。

ゲーム上の話

この原則を踏まえることは、人狼における戦術の理解に必須であると言えます。

霊能者COが複数人いる状況で、それらを全員処刑する霊能ローラー(以下霊ロラ)を例に挙げて解説します。

村陣営のメリット
・霊能者の中身がどういったものかに関わらず、人外を確実に1人以上吊ることができる。
・グレーに手を付けないので、狩人を99%吊らない。

大きなメリットはこの二つです、これ以上の何かを見出して霊ロラをしている人はほとんどいないでしょう。
また霊ロラはデメリットも抱えています。

村陣営のデメリット
・狂人が霊能者として出ていた場合、"狼を吊り切る"という勝利条件に近づきづらい。
・霊ロラはほとんどの場合で初日から行われるが、 吊り先が決定されているローラー中は議論の停滞を招きやすい。

上記のメリットは人外のデメリットとなることが多く、デメリットは人外のメリットになることが多いです。

細かく解説をしますと、狂人は生存していても狼陣営の勝利人数カウントに含まれないので、霊能者を騙ることで余分に吊り縄を消費させることができるという観点から、霊能者COが戦術となりえます。
村陣営は人外の確定処分というメリットを取る以上に、見えている人外を残してグレーに手を付けることを心理的に嫌う側面があります。
ジレンマを利用した戦術ということですね。
勿論霊ロラ中にグレーが放置される関係上、狩人をグレランで処分することができないというデメリットもないではないですが、狂人の霊能者COは悪手であると言うほどのものではないという扱い。

総括しますと、上記の例に限らず、人狼の戦術は全てが他プレイヤーの行動や取捨選択に影響します。投票や発言ひとつひとつが村の運命を左右しえるのです。
したがって、たとえば「やりたかったので狩人CO」とか「やる気ないので人柱」とか、独善的な行動は他の人、つまりは自陣営の為にならないことが多いです。
長くなりましたが、原則を踏まえることで"大局観"だとか"人の行動心理"だとかが見えてきて、より人狼は楽しくなるのではないかと私は考えます。

ニ,自由を、何をしても良いと捉えてはならない

「ごめんなさい、初心者なので狩人COしときます(COの効果音)」
「占いCO サンドラ○」 → 「ごめん村スラw」
「今日は俺柱でいいよwww」

何言ってんだバーカ!初心者だから狩人COってお前日本語扱えてねーぞバーカ!五十回読み返してこいバーカ!
何が村スラじゃバーカ!ごめん普通に吊るわ!君が村人だって確証もないままスライドしたもん放置して負けんのめっちゃ腹立つから吊るわバーカ!
良くねえよバーカ!日本語どうこうは前述したけど何がどうして「俺を殺していいよwww」なんだよバーカ!三万回読み直した上で人の尊厳取り戻して生きろよバーカ!

概要

人狼は基本的なルールやマナーを守る限り、多様な行動を許されるという魅力があります。その魅力こそが、何年と何戦と続けさせるもののひとつです。
人狼ゲームにおける勝利は究極的に言えば生き残ることです。
しかし、ゲームの根幹にあるものは"与えられた情報を精査、推理し、陣営勝利条件を満たすために行動する"ことなのです。

基本的なこととして

私の出身であるわかめてサーバーを含め、オンライン人狼のサーバーは上記に掲げた"初心者CO"や"村人の役職者CO"を禁止し、また"人柱CO"をベターケースでの非推奨行為とし、採択しないとしていることが多いです。

もし貴方が初心者を見かけたとしてどうするでしょうか。
私なら、優しくしようだとか、人外時には吊り先に仕立て上げてしまおうだとか、そういう純にゲームを楽しむ上では邪魔なことを考えてしまうでしょう。

村人が役職者を騙ったとして、貴方は信用できるでしょうか。
その人が占い師として一日過ごして、本当の占い師が護衛をもらえず噛まれてしまったら。
本当の占い師が信用されず、吊られてしまったら。
村人となった人が人外で、吊れずに負けてしまったら。あるいは、本当に村人であっても、吊ることで余分に縄を使うことになってしまったら。

第一原則で述べた通り、人狼の戦術は全てが他プレイヤーの行動や取捨選択に影響します。
高い自由度を誇るゲームであるからといって、何をしても良いわけではなく、また好き勝手やって勝てるゲームでもありません。

人柱COに関しては様々な議論があるでしょうが、あくまで個人的な感想を述べさせていただきますと、死んで楽しいですか?
少なくとも私はゲームを楽しむ上で、生き残って勝ちたいと思って参加しています。自ら人柱になろうというのは、余程のことがない限りしません。戦術どうこうでなく、自らが取るかと問われれば、取らないからこそ人にも奨めないという意味での非推奨行為なのです。
勿論ジャッジメントの方々がどう思われるかは分かりません。しかし言いたいこととしては、それでいいんですか?ということに尽きます。

ゲーム上の話

人狼の戦術はいわば流行です。
ファッションのように、誰かのやったことが波及していき、洗練され、それらが多数派になります。
占い師を信じるにはどうすればいいのかといいますと、まず"村人が占い師としてCOした後に村人になるスライド行為"そのものをなくすこと。
これが流行るだけで、どの村に入っても"占い師としてCOした人は役職ではない"という共通認識が出来上がるのです。

この共通認識を作る段階がかなり重要で、陣営勝利のファクターである占い師の信頼を上げることは、巡り巡って全体的に村人の勝利に繋がりやすくなります。
信頼があれば狩人は占い師を守りやすいし、余計なストレスを抱えたまま占い師の結果を見なくても良くなる。ゲーム上の利益と、実際の自分の利益が噛み合うのです。そういった意味でかなり重要になります。

上記のことは村陣営だけでなく人外陣営のメリットにも繋がります。
村人へのスライド行為がなくなった場合、占い師としてCOできる人はまず間違いなく役職者なのです。噛みに関して無駄に案ずることはなくなることでしょう。

奥深いゲームなのですから、好き勝手やって勝てるはずがないんです。
そして負け続けて理不尽なことばかりで楽しめるわけもありません。
第二原則を守ることは、人狼を楽しむ上でかなり重要だと言えます。

三,取れる選択肢の中で、より良い選択肢を取らなければならない

概要

人狼が他のPvPゲームと一線を画するところは、限られた殺害手段を最大限に活用し、個人でなく全体としての勝利を至上とするところにあります。
たとえ自分が死んでいても陣営が勝利すれば勝ち、自分が生きていても、陣営が敗北すれば負け。
その性質上チーム戦と称されやすいですが、個人の力量ひとつで陣営を勝利に導くことも可能である、という点が一般的なPvPゲームとは違うゲームです。

基本的なこととして

人狼において"能力なし"とされる村人にも役割があり、他の人と相違ないとは思いますが、村人は村人らしくあることが務めであると私は考えます。

狼陣営は占い師を噛むことが、ほとんどの場合において陣営勝利への最短ルートになるでしょう。そのために騙る、といった方も多いです。

上述したことは、裏を返すのも容易です。村人らしくない村人は、怪しいからと吊られやすい故に、吊り縄を消費し村にとって不利益になりかねません。
占い師を噛むために霊能者を噛む、という狼はほとんどいないと言ってもよいです。狩人でもなく占い師でもない人を噛むことは、陣営勝利に近づく行為であるとは言えません。
つまり前述した例にある前者の"より良い選択"とは、自らが村人らしくあることで、グレラン時に人外が吊れる確率を上げること。
後者の"より良い選択"とは、狩人が霊能者を守っていると目算したならば占い師を、占い師の真が確定している状況ならば狩人をグレーから噛み抜くこと。
陣営勝利を至上とする人狼ゲームでは、良い選択をしなければそれが負けに直結しかねません。自らの選択が、いずれは陣営勝利に繋がるのかもしれないのです。

ゲーム上の話

人狼の戦術は「それぞれの陣営が良い選択を取った上で成立する」という条件付与がなされていることが多いです。
第一原則に挙げた霊ロラも、村人が吊り縄を消費してくれることを目論んで狂人が霊能者に出ます。
それぞれの陣営が状況に適応した動き方をする、と仮定して噛みや吊りを決めるのであり、大雑把に自分のやりたいようなことをやりたくて決めることが良いとは限りません。
ひと目見て何をやりたいのか理解し難い戦術のことを一般的に奇策と呼称しますが、奇策が敬遠されるのは多数派にとってより良い選択に見えないから、というのが主因でしょう。

人狼プレイヤーとして中級者以上の方は、ベターケースにおいて理論や感覚の元に”より良い選択”を選びます。勿論、人狼を始めて間もない方が最良を知るわけがありません。しかし、初心者でも自らが取れる限り一番良い選択をしなければ、自分のみならず陣営全体の負けを招いてしまいかねないのです。

何より推理を楽しむゲームですから、煮詰まった時の一手を取捨するその瞬間、それらを看破する瞬間を楽しむことこそが人狼の醍醐味であると思うのです。
第三原則は自身のスキルアップのみならず、勝利の原則とも言えるでしょう。

まとめ

想像しなかったくらいに長文となりましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事では戦術そのものに深く触れてはいません。あくまで啓蒙のための記事であるとしたからです。
いずれは戦術についても書くかもしれませんが、正直n番煎じだとも思っていますので、筆を取るのは大分後になるでしょう。

最後の駄文まで見ていただきありがとうございました、人狼ジャッジメントでもわかめてと同じハンドルで活動しておりますので、会った時にはよろしくお願いします。

サンドラごめんね、第二原則で名前を出したのはただ好きだからであって、悪気はないんだよ。

衝動的に文章が飛び出る。