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思い出したいのに思い出せないこと

むかしむかーし、とても心に響く物語を見た覚えがある。
何となく内容は覚えているのだが、キーワードが全然思い出せず、幾年かけて積み重ねた1万件弱のブックマークを全部探してもなかった、ということがあった。
というか今でも探してもう一度見たい。

時々、ふと浮かんだ歌を口ずさんだりする。
口ずさんだ歌を聞くぞという気持ちでスマフォを開くのは数時間後、もう既に忘却の彼方に流れてしまっている。
返してくれ、頼む。

パスワードはよく使い回している。
無駄に長い上に、使い回すものにもパターンがあるもので、時々EAやらTwitchやらにログインできなくなる。
ApexのPrimeスキンが欲しくてアカウントを作り直してしまった。
前のアカウントは多分、ログイン履歴的にパスワードが流出してどこかの国で悪用されたりされなかったりしているんだろう。

忘れっぽいのは自覚している。
元カノと色んなところでキスしてたのに顔がおぼろげだし、嫌になるほど仕込んだことのある料理の分量を間違えて、やたら甘辛酸っぱい料理が出来上がったりした。
奇跡の味だった、本当に甘いし辛いし酸っぱかった。

これからもきっと、何か大切なことを忘れてしまうのだと思う。
大切なことを忘れてしまうというのは、寿命を削られているようなものだ。
悔いなく生きるというのは、大切なことを忘れないままに積み重ねることなのだと思う。

まずはこういうことから書き留めるのもいいな。

衝動的に文章が飛び出る。