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音楽の古い録音を掘り始めたら、なんだかすごく面倒なことになってきた(けど楽しい)話

音楽について調べたことは自分のブログのほうに淡々と貼り付けておくようにして、Noteには好きなことを書いてみようと思います。というか、そもそも文章を書くこと自体が苦手(箇条書き大好き)なので、練習もかねて続けていけたらいいなと思います。はい。

音楽の古い録音を掘るひと

ということで、いまブログで少しずつ進めている「History Of POP Music」という無謀な試みについて書いてみようと思います。
仮にこればっかり四六時中やったとしても完成する前に寿命がくるわよねっていう、最初にでかい事ぶち上げて、いつのまにかフェードアウトしちゃう系の典型です。いまのところは楽しくやれているので、飽きるまで続けたいと思います。「楽しく」っていうより「愉しく」のほうがあっているかも。

古い録音って??

1885年くらいから録音された音楽が販売されるようになりました。現代の一般人がその中身を聴くチャンスはほとんどありませんでした。そんな貴重な音源を、数年前から蒐集家たちがYouTubeにアップするようになってきました。大学などに保管されているレコードやシリンダーがデジタル・アーカイブされるようになり、これもネット上に公開されるようになってきました。
130年前に録音された音楽が(しかも無料で)ネットで聴けるようになったのです。そしてその数もどんどん増えてきています。

昔の音源、聴いてみたくない?

そんな軽いノリで古いレコードのカタログなど(これもネットで簡単にみつかります)を調べて、音源を見つけて、聴いて、ひとりニヤニヤする日々が始まりました。

ふと問題に気が付く

あるリストをみて検索すると別のページにもっと濃い情報があったり、音源の情報とリストの情報が食い違っていることも結構あります。間違い探しをしながらリストと音源を紐づけしていく、そんな遊びを何ヵ月か続けてはっきりしたこと:

  • レコードの記録もサイトによって抜けや間違いがある

  • YouTubeなどに書いてある情報にも間違いが結構ある

  • 大学などのアーカイブもコレクションに限界がある

あちこちで手持ちの情報を好き勝手にまとめて公開しているので、音源とリストを「完璧に」統合したリストがこの世に存在していないんです。

1930年代ヒットチャートみたいなリストだとそれなりにしっかりしてはいるのですが、僕が求めているのは当時リリースされた音楽をできることなら全部聴くことなので、情報があっちゃこっちゃバラバラに散らばっているのが許せないんですね。

貴重な情報がバラバラのまま放置されてしまうことがどれだけ勿体ないことなのか、できる限りまとめてみましょう。そんな無謀なことを思いついちゃったんですね。思いつちゃったらやるしかない、ということで手始めに1曲まとめてみました。

まだ途中なのですが、1940年代までは8割がた完成しています。

ひとつの曲を年代ごとに聴いてみてわかること

1950年代以降はまだフォローできていない(数が突然増える)ので、1940年代までの音源を順番に聴いていくとこんなことに気が付きます。

  • 音質がどんどん良くなっている(特に1920年代から音質が激変)

  • 30年代のスウィング・ジャズのアレンジが狂ってる(良い意味で)

  • 40年代は結構おとなしいアレンジ(でも音は豪華)

たった1曲、年代ごとに聴き比べるだけでいろんなことがわかるのって楽しいですよね。こういうことをいろんな曲でやってみたいんです。

音楽はつながっているということ

今自分たちが聴いているアーティストたちが聴いていた音楽。その音楽を作ったアーティストが聴いていた音楽・・・。たどっていけば100年くらい前の音楽って結構近い距離で今につながっているわけで、それを当時の音源で聴いてみるっていうのも音楽のひとつの楽しみかたではないでしょうか。有名店の店主が修行していたラーメン屋さんに行ってみたくなる感覚と似ているかもしれません。しらんけど。

音楽理論や演奏技術なんかのテクニカルな部分は学んだことがないので、評論的なことはできないですが「なにこれ、カッコいい!」っていう単純なところでキャッキャできたらいいなぁと思います。そして、いつの日か完璧なリストが完成したのであれば、それは未来への贈り物となるでしょう。

そんな感じで初めてのNoteの記事でした。取っ散らかってる文章を最後まで読んでいただいてありがとうございました。


※上に書いた30年代の狂ったアレンジの「蛍の光」が思いのほかカッコいいのでおいておきますね。
Don Redman & His Orchestraのバージョンです。



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